2011 年3月11日に起こった巨大地震と津波は、東北地方太平洋側沿岸域を中心に未曾有の被害をもたらしました。陸上のみならず海の生態系も大きく撹乱されました。海は幾度となく災害をもたらしてきました。一方、海は、私達に大きな恵みを与えてくれます。太平洋銀行といわれるほど豊かな三陸の海です。私たちは、二面性がある海とどう関わればいいのでしょうか?
震災の年、東日本大震災で撹乱された沿岸の生態系を継続して調査し、その成果を被災地の復興に役立てようという目的で、東北マリンサイエンス拠点形成事業が始まりました。それから6年が経ちました。モニタリング調査を通じて、三陸の海の回復状況が見えてきました。
市民の皆様と「三陸の海がどうなったのか? 時に恵みを、時に災害をもたらす海とどう関わればいいのか?」を考える機会を持ちたい、と私たちは考えました。海がもたらす恵みと災害。歴史を通じて幾度となく繰り返された海と人との関わりを通じて、私達一人一人が上手に暮らすための知が隠されているはずです。
私たちにとって「海とともに生きる」ことはどういうことなのでしょうか?
私たちと考えてみませんか?
■ 東北マリンサイエンス拠点形成事業は、何を目指しているのか?
木島 明博(東北マリンサイエンス代表)
■ 東北マリンサイエンス拠点形成事業で何がわかったのか? 何を伝えたいのか?
伊藤 絹子(東北大学大学院農学研究科)
■ 震災の現状、復興を科学者は住民、行政にどう伝えればいいのだろうか?
佐藤 翔輔(東北大学災害科学国際研究所)
■ 事前参加申込みは締め切りました。
たくさんのお申込み、ありがとうございました。
■ 東北マリンサイエンス拠点形成事業 女川事務室
[担当:小出 智佳子(agr-marin@grp.tohoku.ac.jp)]
■ 東北マリンサイエンス拠点形成事業(広報委員会)
[担当:北里 洋(hkitaz0@kaiyodai.ac.jp)]
本シンポジウムで事務局が撮影した写真等は、本事業のホームページや広報誌等で公表する場合がありますので予めご了承ください。