温暖化研究に係わる研究動向

気候変動予測や地球温暖化等、WG1に関すると思われる国内・海外の研究動向やニュースを日本語の概要と共にご紹介しております。詳細をご覧になりたい場合は、それぞれのリンク先をクリックしてください。プレスリリースやニュースのオリジナルまたは掲載されている機関等のHPにリンクします。
2009年
Climate change impacts on regional air quality report just released by EPA ―気候変動がどの程度大気の質に影響を与えるのか

Environmental Protection Agency(EPA)は、気候変動が米国内で大気にどのような影響を与えるかに関するレポートを提出。その中で、いくつかの地域でオゾン層汚染が悪化し将来的なオゾンの管理には気候変動の影響も考慮しなければならないことが示されている。

2009.4.17 EPA

Early Action Vital ―早期対策が不可欠

Met Officeは、今後10年間で劇的な排出削減を行ったとしても、気温上昇を2℃以下に保つことができる可能性は約50%であると述べている。さらに、排出削減が今より早く行われない限り、10年ごとに0.5度ずつ気温が上昇することも示唆している。

2009.3.9 Met Office

Early Action on Climate Change Needed ―気候変動に対する早期対策の必要性―

Chris Field教授は、気候変動はメディアを通じて広まっているどんな予測をも凌ぐものになるだろうと述べている。温室効果ガスは、IPCCの2007年レポートによる最も悪いシナリオ以上に増加が加速しており、世界全体で年間2-3%の割合で増え続けている。Met Office Hadley Centreの研究によると、削減行動が遅れれば早期対策実施時よりも大幅に気温が増加する危険性がある。Field教授は、熱帯林と北極の永久凍土層を対象とした研究により、熱帯林は気候システムの中で重要な役割を持つことを示した。この熱帯林がなければ、二酸化炭素増加は10%も速まるであろうと言われている。

2009.2.15 Met Office

Ninth Warmest February for Globe ―2月に過去9番目の気温― 

National Climatic Data Center(NCDC)によると、2009年2月における陸地と海洋の平均気温が1880年以来9番目に高い値を示した。気温は54.8°Fであり、20世紀の平均である53.9°Fよりも0.9°F高い値が出た。なお、陸地のみでは20世紀平均+1.58°Fの39.38°F、海洋表面では20世紀平均+0.65°Fの61.25°Fとなっている。

2009.3.13  NOAA

Atmospheric Sunshade Could Reduce Solar Power Generation ―大気の日よけが太陽光発電の障害に―

NOAAの研究により、上空の大気の粒子を多くし、寒冷な気候を保とうとすることは、大きな太陽光発電プラントでの発電量を5分の1ほどにしてしまうことが分かった。

2009.3.11 NOAA

Seventh Warmest January for Global Temperatures ―1月に過去7番目の気温― 

National Climatic Data Center(NCDC)によると、2009年1月における陸地と海洋の平均気温が1880年以来7番目に高い値を示した。気温は54.55°Fであり、20世紀の平均である53.6°Fよりも0.95°F高い値が出た。なお、陸地のみでは20世紀平均+1.67°Fの38.67°F、海洋表面では20世紀平均+0.7°Fの61.20°Fとなっている。

2009.2.18 NOAA

January Temperature Slightly Above Average for U.S. ―1月の気温が米国平均をわずかに上回る―

NCDCは、2009年1月の米国平均気温が31.2°Fとなり、米国の20世紀での平均よりも0.4°F高くなったことを示した。

2009.2.9 NOAA

NOAA Unveils New Alert System for La Nina and EL Nino ―ラニーニャ現象やエルニーニョ現象に関する新たな警告システム―

Climate Prediction Centerは、El Nino Southern Oscillation (ENSO) Alert Systemにより、冬から夏にかけて米国をわたるラニーニャが気象現象にどのような影響を与えるかが予想可能となったと示した。長期的な観点からは、熱帯風や降雨のパターンが変わることが予想される

2009.2.5 NOAA

New Study Shows Climate Change Largely Irreversible ―気候変動は不可逆―

National Oceanic and Atmospheric Administrationの研究によると、将来的な二酸化炭素により引き起こされる気候変動は、原状に回復することが困難であるという結論に至った。

2009.1.26 NOAA
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2008年
Energy Industry Set for Climate Change ―エネルギー産業における気候変動への対策―

英国のエネルギー産業では、気候変動影響への対策が進んでいる。一方で、将来的に予想される気温増加に対してはより一層の産業対策が成される必要があるとも考えている。

2008.11.28 Met Office
Human Influence on Climate Extends to every continent ―人間活動が全大陸に影響―

Nature Geosciencesの新たな研究により、南極を含めすべての大陸の気候への影響に人類が関わっていることが明らかとなった。IPCCは、南極を除くすべての大陸では、人間が平均気温の上昇に確実に影響を与えているとしていたが、60年間に及ぶ気温の記録を用いた新たな研究によると、南極も例外ではないことが分かった。

2008.11.3 Met Office
Oceans may provide clues to future rainfall ―海洋が将来の降雨の手がかりとなる―

Hadley Centreは、海洋の塩分は人間活動によって影響を受け濃度が増加する傾向があることを示した。さらに大西洋からのデータとMet Officeの気候モデルシミュレーションを用いることで、亜熱帯域の塩分増加は降雨の減少と蒸発の増加を表すことが研究により分かった。

2008.10.24  Met Office
Global warming goes on ―温暖化進行―

地球の平均気温は100年前よりも0.75℃暖かくなっている。1970年代中頃から、気温増加は10年間で0.15℃というペースであり、この割合は非常に高いものである。ここ10年で地球の気温上昇は多少緩やかになったが、これは温暖化が減速したのではない。

2008.9.23 Met Office
New Vision of Climate Change through Google Earth ―グーグルアースで気候変動を見る―

新たなプロジェクトにより、世界の何百万というグーグルアース利用者が、気候変動がどれくらい地球に影響を与えているのか、あるいは未来の人々がどのような影響を受けるのか、あるいはここ50年で南極の棚氷がどれだけ減ったのかが見えるようになった。

2008.5.19 Met Office
Amazon Under Threat from Cleaner Air ―きれいな空気によりアマゾンが脅威を受けている―

アマゾン雨林は、陸上の約10分の1の二酸化炭素貯蔵の役割をしており、降雨の大部分を循環させるため、アマゾンの植生の変化や森林伐採、干ばつなどが地球の気候システムに大きな影響を与える。そのアマゾン雨林が、石炭燃焼からの硫酸の減少と熱帯の北大西洋の海面温度の上昇によって、干ばつの危機となっている。

2008.5.8 Met Office
Latest Technique in Climate Forecast Decrease in Summer Rainfall ―夏の降雨が減少―

気候変動予測の最新技術を用いて、北欧の夏の平均降雨量は今世紀末までに5〜20%減少することが分かった。

2008.5.2 Met Office
Is Global Warming All Over? ―温暖化は終幕した?

地球の平均気温は前年比で暖かくなっている年もあれば、寒くなっている年もある。しかし明らかなのは、長期的に見れば気温は上がっており、この原因は人間活動による温室効果ガスの排出だということである。

2008.4.29 Met Office
Extreme Temperature on the rise? ―最高気温・最低気温の上昇―

Hadley Centreの専門家は、ここ50年で最高気温・最低気温が上昇していることを示していると指摘した。特に最低気温の上昇は明らかで、ロシアやカナダでは20世紀半ばよりも4℃以上変化している。最高気温は、カナダやユーラシアで1〜3℃の上昇であり、英国では0.5〜2℃の上昇であった。

2008.3.25 Met Office
Climate change and global variability ―気候変動と多様性―

2008年1月の地球の平均気温の急激な低下は、地球が短期的に寒冷な時期に直面していることを推測させるものである。しかし年ごとに差があるが、やはり長期的に見れば人間活動による温室効果ガス排出によって気温が上昇していることが分かる。

2008.3.5 Met Office
Adapting to a changing climate ―気候変化への適応―

Met Officeは、温暖化の影響が今後数十年間で動植物にまで及び、近年の英国でのブルータング病(家畜間の伝染病)も気候変動がもたらしたものだ、としている。

2008.2.14 Met Office
Climate change may devastate crop yield ―気候変動は農業収穫に打撃―

スタンフォード大学の研究によると、気候変動は今後20年間で南アジアや南アフリカの農業に大打撃を与えることが分かった。2030年までに、南アフリカは主要作物であるトウモロコシ生産の3分の1を失い、南アジアでは米やアワなどの主要作物の10%以上を失うという予測が出ている。

2008.2.7 Met Office
Global temperature 2008-Another top ten year ―2008年はトップ10入り― 2008.1.3 Met Office

2008年の地球気温は長期平均(1961-1990)の14℃よりも0.37度高く、2000年以降では最も気温が低い年となった。しかしMet Officeは、それでもトップ10に入る暖かさではあるとしている。

2008.1.3 Met Office
November Warmer than Average in U.S.  ―2008年11月は平均超え―

米国の2008年11月の気温は、長期平均よりも暖かく、1月から11月の気温はほぼ平均に近いものだったと、NOAA’s National Climatic Data Centerは示した。11月の気温は44.5°Fで、20世紀平均よりも2.0°F高い値であり、1月-11月の気温は20世紀平均より0.3°Fだけ高い54.9°Fであった。

2008.12.11 NOAA
Humans, Oceans Shaped North American Climate over Past 50 Years ―人間や海洋が北アメリカの気温を左右する―

温室効果ガスが北アメリカの気候に重要な役割を占めるが、地域ごとの海洋温度の違いも米国の気候変化を予測する上で大きな鍵を握る。

2008.12.11 NOAA
NOAA's Simulation Tool Prepares Oregon Coastal Towns for Tsunamis and Floods ―新たなシミュレーションにより津波や洪水を予測―

NOAAはオレゴン州沿岸部にDigital Elevation Modes(DEM)というモデルを作り、津波や洪水の予測を可能にした。このシステムによって緊急時の管理能力が上がることが期待される。

2008.11.28 Met Office
Second warmest October for global temperature ―10月過去2番目の気温―

NOAA’s National Climatic Data Centerによると、2008年の陸地と海洋の平均気温が、1880年以降で2番目に高いものを記録した。10月の平均は58.23°Fと、20世紀平均よりも1.13°F高い値であった。なお、陸地は平均+2.02°Fの50.72°F、海洋は平均+0.81°Fの61.41°Fであった。

2008.11.18 NOAA
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2005年
Global Temperature Trends: 2004 Summation
地球規模の気温傾向:2004年の要約

2005年2月
Earth Gets a Warm Feeling All Over
世界的な温暖化
2005年2月8日
Impacts of climate change
気候変動の衝撃
2005年2月2日
Climate Science for the 21st Century
21世紀の気候科学
2005年1月17日
「地球温暖化に伴う北太平洋の海面水位・水温変動に関する 専門家会合」の開催 2005年1月13日
2004 年(平成16 年)の天候 2005年1月4日
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2004年
日本の平成16(2004)年の年平均気温は統計開始以来2番目の高さ 2004年12月16日
The Scientific Consensus on Climate Change
気候変動における科学的なコンセンサス

2004年12月3日
Human contribution to the European heatwave of 2003
2003年のヨーロッパの熱波への人間活動の寄与

2004年12月2日
秋(9〜11 月)の天候 2004年12月1日
Global warming is not urban
温暖化は都市化のせいではない

2004年11月18日
Climate Stabilisation Conference, Exeter 2005
英国気候安定化コンファレンス2005

2004年11月4日
Study Shows Potential for Antarctic Climate Change
南極の気候変動における潜在能力の研究

2004年10月6日
全米の冬季予報
NOAA U.S. WINTER OUTLOOK
2004年10月6日
過去の気候変動における太陽の重大な役割に対する不確かさに証拠
Evidence Shaky for Sun’s Major Role in Past Climate Changes
2004年9月30日
記録史上7番目に涼しい8月、記録的な8月の太西洋サイクロン
NOAA REPORTS COOL SUMMER, SEVENTH COLDEST AUGUST ON RECORD ACROSS THE LOWER 48 STATES; RECORD NUMBER OF NAMED ATLANTIC TROPICAL CYCLONES FOR AUGUST
2004年9月16日
地球シミュレータによる最新の地球温暖化予測計算が完了
−温暖化により日本の猛暑と豪雨は増加−
2004年9月16日
夏(6〜8月)の天候 2004年9月1日
NCAR研究プロジェクトは真冬日の減少を予測
Falloff in Freezes: NCAR Study Projects Decrease in Frost Days
2004年8月25日
厳しい気候科学の今後
Stormy Forecast for climate science
2004年8月20日
すでに「Day after Tomorrow」か?
Already the Day after Tomorrow?
2004年8月13日
気候変動シミュレーション大規模アンサンブルにおける不確実性の定量化
Quantification of modeling uncertainties in a large ensemble of climate change simulations
2004年8月12日
将来の熱波:より激しく、より頻繁に、より長期間に
Future Heat Waves: More Severe, More Frequent, Longer Lasting
2004年8月12日
気候変動−洪水かそれとも干ばつか?
Climate change ? flood or drought?
2004年8月11日
ニューイングランドで始まった最大の大気質と気候の研究
連邦政府が大学と共同で国際的な試みに着手
LARGEST AIR QUALITY AND CLIMATE STUDY STARTS IN NEW ENGLAND
Federal and University Partners Launch International Experiment
2004年6月28日
気候科学:海面上昇
Climate Science : All Rise
2004年6月25日
新しいバージョンの地球気候モデルの公開
NCAR Releases New Version of Premier Global Climate Model
2004年6月22日
2004年6月18日
気候変動の理解促進のためのNOAAによる活動
NOAA SERVES THE NATION BY IMPROVING THE UNDERSTANDING OF CLIMATE CHANGE
2004年5月28日
急激な気候変動に関する最近の研究
Media Advisory Recent Research on Abrupt Climate Change
2004年5月28日
人工衛星データから推定される対流圏の温度傾向に対する成層圏冷却の寄与
Contribution of stratospheric cooling to satellite-inferred tropospheric temperature trends
2004年5月6日
地球温暖化と次の氷河期
Global Warming and the Next Ice Age
2004年4月16日
モデル研究者は気候予測における「短期主義」を嘆く
Modellers deplore ‘short-termism’ on climate
2004年4月8日
グリーンランドの氷が溶けることによる海面上昇の可能性
Melting Greenland ice threatens global rise in sea level
2004年4月7日
増え続ける大気中および海洋中の二酸化炭素 - 国内および世界の最新状況 - 2004年3月22日
NOAAは米国東部で平年より寒い冬であると報告。一方、平年以上の降水量は西部の干魃を改善
NOAA REPORTS COLDER-THAN-AVERAGE WINTER IN EASTERN U.S.; ABOVE AVERAGE PRECIPITATION IMPROVES DROUGHT CONDITIONS IN PARTS OF WEST
2004年3月18日
1500年以降のヨーロッパにおける気温の変動・傾向
European Seasonal and Annual Temperature Variability, Trends, and Extremes Since 1500
2004年3月5日
日本沿岸の海面水位の長期変化について - 海面水位変化は海洋内部に原因 - 2004年2月27日
世界の年平均気温は統計開始以来3番目の高さ
Melting Greenland ice threatens global rise in sea level
2004年2月3日
増加する温室効果ガスは高層大気の激減を引き起こす
Increasing greenhouse gases lead to dramatic thinning of the upper atmosphere
2004年2月2日
宇宙線は気候変動の原因ではない
Cosmic Rays Are Not the Cause of Climate Change, Scientists Say
2004年1月21日
間接的エアゾール効果による放射強制力変化の観測による証拠
Joyce E. Penner, Xiquan Dong & Yang Chen
2004年1月15日
気候変動の科学:適応、緩和、無視?
Climate Change Science: Adapt, Mitigate, or Ignore?
2004年1月9日
気候変動に伴う絶滅リスク
Chris D. Thomas et al.
2004年1月8日
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2003年
英国で5番目に暖かい年
Fifth warmest year in Britain
2003年12月16日
気候変化の主要要因:太陽から温室効果ガスへ
Sun Gives Way to Greenhouse Gases as Major Influence on Earth's Changing Climate
2003年12月11日
砂漠の気象、北大西洋振動、気候問題への挑戦
NCAR Authors Tackle Desert Meteorology, the North Atlantic Oscillation, and Climate Affairs
2003年12月10日
NCARモデルは2100年までに世界的に埃(Dust)が減少することを示した
NCAR Model Shows Decrease in Global Dust by 2100
2003年12月8日
最近の地球規模での気候変化
Modern Global Climate Change
2003年12月5日
人間活動が地球の気候に影響を与えていることはもはや疑い様のない事実である
Sun Gives Way to Greenhouse Gases as Major Influence on Earth's Changing Climate
2003年12月2日
気候への人間の影響
Human Impacts on Climate
2003年12月
IPCC第三次評価報告書における気温と海面上昇予測に用いられた MAGICC/SCENGEN/
「MAGICC/SCENGEN: As used for IPCC TAR temperature and sea-level projections. Now available」
2003年11月20日
10月の世界の月平均地上気温が観測史上最高(速報) 2003年11月17日
NCARは気候変動と大気質の関係を研究
NCAR Explores Link Between Climate Change and Air Qu
2003年10月8日
海は今後50年間にわたり大気からの熱をさらに吸収
Ocean Sponging Up Some Warmth Over Next 50 Years
2003年9月3日
人間活動のために暖まるヨーロッパと北米
Europe and North America warming due to human activity
2003年7月28日
21世紀の気候予測
Predicting the Climate of the 21st Century
2003年2月16日
野生動物や植物への地球温暖化のフィンガープリント
Terry L.Root et.al
2003年1月2日
静岡県沿岸水温の上昇について  
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