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7000m級無人探査機「かいこう7000II」

無人探査機「かいこう7000II」は、最大潜航深度7,000mまで潜航、調査することができます。2003年5月に四国沖で2次ケーブルの破断事故によりビーグルを失った1万m級無人探査機「かいこう」の代替機として、7000m級細径光ファイバー式無人探査機「UROV7K」を改造して「かいこう」ランチャーと一体化し、「かいこう7000」としました。
その後、複雑な作業に対応できるように、機械の大型化、マニュピレータの増設、推進力の増強などの改造を行い、2006年からは「かいこう7000II」として運用を行っています。7,000mという潜航深度は、現在、世界トップクラスを誇ります。

ミッション

  • 有人潜水船では不可能な深海域の調査
  • 海底地形が複雑かつ危険な深海域の調査

システム



主要目

  ランチャー ビークル
全長 5.2m 3.0m
2.6m 2.0m
高さ 3.2m 2.1m
空中重量 5.8トン 3.9トン
最大潜航深度 11,000m 7,000m
ペイロード 空中100kg、水中50kg
曳航速度 1.5ノット以下
観測装置等 CTD(1台)
サイドスキャントーナー(1台)
サブボトムプロファイラ(1台)
結合監視用白黒TVカメラ
二次ケーブル監視用白黒TVカメラ(1台)
CTD(1台)
TVカメラ(2台)
ハイビジョンTVカメラ(2台)
スチルカメラ(1台、5メガピクセル)
照明灯
航海装置 前方障害物探査ソーナー 白黒TVカメラ
高度計、深度計、方位計
フラッシャ
前方障害物探査ソーナー
GPS無線機、アルゴス装置
作業機器 マニピュレータ(6自由度1台、7自由度1台)
ケーブル 光・電力複合ケーブル
1次ケーブル φ45mm×12,000m
2次ケーブル φ29.5mm×250m

主な経歴

2006年4月 新たに「かいこう7000II」を建造し、運用を開始した。
2004年5月 無人探査機「UROV7K」を改造し、「かいこう7000」のビークルとして運用を再開。
2003年5月 四国沖で調査中、2次ケーブルの破断事故によりビークルを失う。
2000年8月 インド洋中央海嶺の水深2,450mにおいて、初めて熱水活動と熱水噴出孔生物群集を発見。
1999年11月 小笠原沖水深2,900mの海底に沈んだH-2ロケット8号機の捜索に出動し、エンジン部品を発見。
1999年10月 ビーナス(VENUS)計画で南西諸島海域2,150mで海底ケーブルと観測機器とのコネクタ接続作業に成功。
1998年5月 チャレンジャー海淵(水深約10,900m)において世界で初めて底生生物(エビ類の仲間、「カイコウオオソコエビ」Hirondelleagigas 体長約4,5cm)の採取に成功。
1997年12月 深海調査研究船「かいれい」および深海探査機「ドルフィン-3K」とともに学童疎開船「対馬丸」探索に参加し、沈没船が「対馬丸」であることを確認。
1996年2月 マリアナ海溝チャレンジャー海淵(水深10,898m)で世界で初めて10,000m以深の海底から深海微生物を含む海底堆積物(泥)の採取に成功。
1995年3月 マリアナ海溝で総合海上試験を実施し、10,911.4mの潜航に成功。海底に棲息するゴカイやエビ類の映像を記録した。この時の支援母船は「よこすか」。

深海微生物を含む海底堆積物(泥)の採取
深海微生物を含む海底堆積物
(泥)の採取

カイコウオオソコエビ
カイコウオオソコエビ

インド洋の熱水噴出孔生物群集
インド洋の熱水噴出孔生物群集