JAMSTEC

ナホトカ号沈没部の映像について

平成9年2月9日
科 学 技 術 庁
海洋科学技術センター


本日、午前9時17分より12時29分までの間、海洋科学技術センタ−の「なつし ま」(1,553総トン)が深海探査機「ドルフィン−3K」を用いて潜航調査を行 った際の高感度カメラによる映像が得られたので公表します。

この映像からは、以下のことが判明しました。
  • 船体後部に、「ナホトカ」の船名、船籍港名がロシア語で書かれていることを確 認しました。従って去る1月27日に海洋科学技術センタ−の「ディ−プ・トウ」が 確認した船体はナホトカ号の沈没した船体後部であることが判明しました。
  • 船体は、左舷側を下にしてかなり傾いて倒れている模様です。
  • 船体が海底に衝突した際に生じたとみられる海底地形の乱れが見られます。
  • その他船室の丸窓、舵等船体の一部を確認しました。
この映像は、分析のため運輸省に提供しました。
「ドルフィン−3K」は更に調査を行うため、本日午後に2回目の潜航調査を実施し ました。その結果は、映像が得られ次第お知らせいたします。

問い合わせ先:海洋科学技術センター広報室
喜多河、杉山 0468-67-5502

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