JAMSTEC

「ナホトカ号」沈没部の再調査について

平成9年2月18日
科 学 技 術 庁
海洋科学技術センター


 本日午後(12時56分〜16時37分)、海洋科学技術センタ−(理事長:平野  拓也)の「なつしま」(1,553総トン)は、深海探査機「ドルフィン−3K」に よる潜航調査を再度実施しました。

 本日の潜航調査では、船首側破断面の調査を実施するにあたって、本調査に支障を及 ぼす可能性のある右舷側破断面にあるロ−プの状況や、船首破断面側の状況を把握す る調査を実施しました。

 その結果、このロ−プが直径約40ミリメ−トル、長さ約60メ−トル程度で、先端 が輪になっている様子や、破断面の一部が観察されました。

なお、「ドルフィン−3K」は、本日得られた結果を踏まえ、海況が平穏であれば、 明日以降引き続き調査を行う予定です。

問い合わせ先:海洋科学技術センター広報室
喜多河、杉山 0468-67-5502


平成9年2月18日 午後3時5分
「ドルフィン−3K」深度:約2500m
「ナホトカ号」船首側破断面の船底中央部付近の様子
(破断面を正面から撮影)

平成9年2月18日 午後3時7分
「ドルフィン−3K」深度:約2500m
「ナホトカ号」船首側破断面の右舷船底部付近の様子
(立ち上がっているのはロープ、破断面を正面から撮影)


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