JAMSTEC

「ナホトカ号」沈没部の再調査について

平成9年2月19日
科 学 技 術 庁
海洋科学技術センター


 本日午後(13時46分〜16時52分)、海洋科学技術センタ−(理事長:平野拓 也)の「なつしま」(1,553総トン)は、深海探査機「ドルフィン−3K」によ る潜航調査を昨日に引き続き実施いたしました。

 本日の潜航調査では、昨日調査した右舷側破断面にあるロ−プを15時13分切断し 、その後、船首側破断面の状況を把握する調査を実施しました。

 その結果、これまで観察できなかった甲板側、左舷側の破断面を詳細に観察すること ができました(得られた映像は別添参照)。これにより、今までの調査結果とあわせ 、破断面全体の状況が観察されたこととなり、これらの映像は今後の事故原因の究明 の貴重な資料となるものと考えられます。(運輸省にも映像は提供済み)

 なお、「なつしま」は、現場の海況の悪化が予想されるため、舞鶴港に向け帰港する ことと致しました。

問い合わせ先:海洋科学技術センター広報室
喜多河、杉山 0468-67-5502


No.1
右舷側外板の上部

No.2
右舷側外板の上部(甲板はとれているよう)

No.3
左舷側外板の中央(外壁の外側に一部部材が折れ曲がっている)

No.4
左舷側外板の中央(外壁の外側に一部部材が折れ曲がっている)

No.5
左舷側外板の中央(外壁の外側に一部部材が折れ曲がっている)

No.6
左舷側外板の一部

No.7
左舷側外板の一部

No.8
左舷側甲板面と外板

No.9
左舷側甲板面(隔壁の一部が見える)

No.10
左舷側甲板面(隔壁の一部が見える)

No.11
左舷側甲板面(甲板が一部はがれている)

No.12
左舷側甲板面(甲板が一部はがれている)

No.13
左舷側甲板面(甲板が一部はがれている)

No.14
左舷側甲板面(甲板が一部はがれている)

No.15
左舷側甲板面(甲板の一部がはがれている)

No.16
左舷側甲板面(甲板が一部はがれている)

No.17
右舷側甲板面付近

No.18
右舷側甲板面付近