JAMSTEC
平成10年4月
海洋科学技術センター
むつ事務所


試料分析棟の概要について


試料分析棟及び建屋内部設備の概要

  1. 使用目的

    平成9年10月運航開始した海洋地球研究船「みらい」は1年間の慣熟航海を 行っています。
    その後、平成10年10月より当センターの研究航海に公募によって選ばれた 研究課題を行う国立研究所、大学及び外国の研究者を乗せて各種研究などを行い ます。
    試料分析棟はこの「みらい」の研究航海で得られた海水、岩石、生物及びプラ ンクトンなどの試料の一次処理や一時保管などを行うことを目的として建設しま した。
    また、流向、流速や塩分、水温及び航海記録など「みらい」で得られた各種デ ータも整理し、研究者がレポートの作成などに使えるように光ディスクなどで保 存します。

  2. 特色

    試料分析棟は「みらい」の研究航海を支える陸上基地として次の研究課題の試 料分析やデータ解析を行うことができます。

    (1) 熱循環の解明
    西部熱帯太平洋の観測研究(海洋観測ブイの設置・回収)他
    (2) 物質循環の解明
    高緯度海域における物質循環の観測研究他
    (3) 生態系の解明
    赤道域における基礎生産力観測研究他
    (4) 海洋底ダイナミクスの解明
    長尺ピストンコアラーによる海洋底の調査研究他

  3. 建物及びデータ・サンプル処理管理システムの仕様

    (1) 建物規模・概要(別紙1,2全体配置図他参照)

    鉄筋コンクリート造 地上2階 塔屋1階

    大きさ:巾45.5m×奥行20m×高さ:9.5m

    建築面積 1,033.02 延べ床面積 1,942.59

    構 成

    試料分析棟1階 904.19m2

    試料分析棟2階 961.74m2

    塔屋  76.66m2 機械室(2)   

    (2) 試料分析棟 試料・サンプル処理システムの構築

    a.海水試料前処理装置システム
    b.船舶観測データ処理・管理システム
    c.構内LAN

  4. 建物及びデータ・サンプル処理管理システムの特徴

    (1) 建物の特徴

    (2) データ・サンプル処理管理システムの特徴

−以 上−