平成11年7月14日
海洋科学技術センター
「ナホトカ号」沈没部再調査の実施について
海洋科学技術センター(理事長 平野 拓也)は、運輸省からの依頼による科学技術庁からの要請に基づき、「ナホトカ号」沈没部の再調査を7月21日(水)、22日(木)に実施することとなりましたのでお知らせ致します。
平成9年1月2日に島根県隠岐島の北東約140キロメートル、水深約2500メートルの海域(北緯37度14.4分、東経134度24.9分)に沈没したロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」の沈没部について、平成9年1月から2月にかけて海洋科学技術センターが実施した調査により船体の確認、重油の流出状況及び船首側破断面の把握を行うことができました。
また、平成10年3月には「ナホトカ号」沈没部再調査を実施し、船尾部潜航調査を行うとともに、運輸省の依頼により船体の腐食の進み方を調べるため鋼材試験片を設置しました。
今回の調査では、当センターの深海探査機「ドルフィン - 3K」及び支援母船「なつしま」(1,553総トン)を用いて鋼材試験片を回収するとともに、沈没部からの重油流出状況及び沈没部船体の状況(姿勢、形状等)について、前回の再調査において確認した箇所を対象に、事故後約2年半を経過した状況の変化について観察します。
なお、結果の公表につきましては、7月24日(土)、午前10時より敦賀港湾合同庁舎2階会議室にて実施いたします。また、センターホームページにて公開致します。
本件問い合わせ先
海洋科学技術センター
普及・広報課 他谷、池川、木村
電話 0468 - 67 - 3806
研究業務部計画調整課 宮崎、加藤
電話 0468 - 67 - 3941