お知らせ

平成11年11月30日
海洋科学技術センター
宇 宙 開 発 事 業 団  

「HIIロケット8号機」の第1段ロケットの調査について(その13)(第1段機体の一部発見)

 海洋科学技術センター(理事長 平野拓也)及び宇宙開発事業団(理事長 内田勇夫)は、本日30日、午前9時3分から小笠原諸島の北西約380kmの海域(資料1)において、海洋科学技術センター所有の深海調査研究船「かいれい」に搭載している無人探査機「かいこう」曳航部(ランチャー)に装備された側方音響探査ソナー(サイドスキャンソナー)および、「かいこう」ビークルでの目視観察、映像取得等を行いました。
 その結果、午前10時43分、北緯29度23.29分、東経139度21.68分、水深3,009mの海域にて「HIIロケット8号機」の第1段機体の一部が「かいこう」ビークルに装備されているTVカメラにより目視観察にて確認されました。今回発見された「1段液体水素注排液配管の一部」(写真1図1:第1段構成図)は、27日(土)に発見された「エンジンセクション部」から約300m東方の場所でした。
 本日の「かいれい」から電子メールにより送られてきた写真(電子画像)については、当センターホームページ/プレス発表に掲載しております。
 また、本日の調査は午後4時48分に終了し、明日も実施する予定です。なお、作業日程、調査方法(ビークルでのカメラ撮影等)については、調査状況に応じて対処していく予定です。
 これまでの映像等の資料は、宇宙開発事業団により原因究明作業に活用されます。

問い合わせ先:                
海洋科学技術センター            
総務部普及・広報課 他谷たや、池川、木村  
      TEL 0468−67−3806       
宇宙開発事業団  広報室 福室、高橋    
 TEL 03−3438−6107