お知らせ
平成12年1月11日
海洋科学技術センター
宇宙開発事業団   

「H—IIロケット8号機」の第1段ロケットの3次調査の終了について

 海洋科学技術センター(理事長 平野拓也)及び宇宙開発事業団(理事長 内田勇夫)は、海洋科学技術センター所有の支援母船「なつしま」及び無人探査機「ドルフィン—3K」を使用し、2次調査でエンジン等の確認された海域(図1図2)にて、1月8日(土)から1月10日(月)まで3次調査を実施しました。
 今回の調査では、「ドルフィン—3K」搭載の2台の高性能TVカメラにより、エンジン本体、ノズルスカート部等のビデオ撮影に成功しました(資料1)。また、マニピュレータとグラバを駆使し、液体水素バルブや付属配管等の部品13点(資料1-1)を回収し、初期の目的を達成しました。
 今回の調査で得られた、画像及び回収された部品は、宇宙開発事業団において、事故原因の解明に使用します。
 また、宇宙開発事業団は、今回の調査結果に基づき、エンジンの回収を行うこととしました(資料2)。

 

問い合わせ先                          
海洋科学技術センター 普及・広報課  他谷(たや)、小林、木村
      TEL 0468−67−3806
宇宙開発事業団    広報室  福室、高橋          
      TEL 03−3438−6107