平成13年5月18日
文 部 科 学 省
国 土 交 通 省
気   象   庁
海 上 保 安 庁

 ARGO計画に関するホームページの開設について 

 文部科学省(実施機関:海洋科学技術センター)・国土交通省・気象庁・海上保安庁が連携して推進するミレニアム・プロジェクト「高度海洋監視システム(ARGO計画)の構築」では、計画の進展状況を広く国内外へ情報発信するため、平成13年5月21日よりホームページを開設します。ホームページのURLは、http://www.jamstec.go.jp/J-ARGO/ です。

ARGO計画とは
 我が国をはじめとする米国、フランス、イギリス等の関係諸国、世界気象機関(WMO)、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)等の国際協力のもと、最新の海洋観測・通 信・情報処理技術を駆使し、全世界の海洋の状況をリアルタイムで常に監視・把握するシステムを構築する国際プロジェクトです。
 水深2,000mから海面までの間の水温・塩分の値を 約10日間毎に自動的に観測することができるアルゴフロートを太平洋、大西洋、インド洋等の世界中の海洋に約3,000本投入することで、約300kmの間隔(緯度・経度にして約3度毎)で世界の海洋の状況をリアルタイムで観測することを目的としています。
 我が国では文部科学省(実施機関:海洋科学技術センター)、国土交通省、気象庁及び海上保安庁が中心となり、政府のミレニアム・プロジェクトのひとつとして推進しています。これにより、気候変動に多くの影響をもたらしている海洋の温度・塩分分布や海流等の状況が把握され、数ヶ月から数十年の気候変動研究及び長期予報の精度向上に寄与すると期待されています。

ホームページの概要
 今回開設するホームページは、学識経験者及び関係省庁で構成されるARGO計画推進委員会(委員長:平 啓介東京大学海洋研究所教授)が監修し、計画の概要、進捗状況、観測成果、研究成果 等を日本語版と英語版で公開・発信します。現在以下の内容を準備しています。

世界の全体計画や我が国のミレニアム・プロジェクトとしての取り組みを紹介します。 毎年の計画の進捗状況を紹介します。 得られた成果を紹介します。

アルゴフロートからの観測データをリアルタイムで表示するとともに、海洋の解析結果 を紹介します。

アルゴフロートからの観測データを遅延モードで高品質に処理したデータを提供します。

首相官邸のミレニアム・プロジェクトのページや、各国の関係機関のページとリンクします。

 

 

問い合わせ先

 文部科学省研究開発局海洋地球課  専門職 松本良浩 03-3581-5271(内線5648)
                           03-3580-6561(直通 )

 国土交通省総合政策局海洋室    専門官 日当智明 03-5253-8111(内線24-375)
                           03-5253-8267(直通 )

 気象庁気候・海洋気象部海洋気象課 調査官 石川孝一 03-3212-8341(内線5149)

 海上保安庁水路部企画課    水路企画官 鮫島真吾 03-3541-3813(内線557)