平成17年5月19日
海洋研究開発機構
統合国際深海掘削計画(IODP)における研究航海の開始について

 このたび、統合国際深海掘削計画(IODP)において、下記のとおり、米国の提供するジョイデスレゾリューション号が、北大西洋において掘削を行うこととなりました。この航海には、欧米の参加者に加え我が国から6名の研究者が参加する予定です。独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)からは、極限環境生物圏研究センターの布浦拓郎が参加することとなりましたのでご案内いたします。
 IODPは、海洋科学掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動の解明、地震発生メカニズムの解明及び地殻内生命の探求等を目的として研究を行う国際研究協力プロジェクトであり、2003年10月1日より我が国と米国によって開始されました。その後、欧州12カ国で構成される欧州海洋研究掘削コンソーシアム(ECORD)、中国が参加し、国際的な推進体制が構築されています。IODPでは、現在我が国で建造している地球深部探査船「ちきゅう」のほか、米国が提供する科学掘削船、欧州が提供する特定任務掘削船(MSP)の複数の掘削船を用い、科学目標を達成するため戦略的かつ効果的に研究を行うこととしています。

1.航海の概要
別添資料参照

2.海洋研究開発機構から参加する研究者
名 前: 布浦 拓郎 (1974年8月17日生まれ(30歳))
所 属: 極限環境生物圏研究センター 地殻内微生物研究プログラム
有用微生物探索研究グループ 研究員
専 門: 微生物学
経 歴: 2000.3 京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻 博士課程修了 農学博士
  2000.4〜 現職

以上

問い合わせ先
  海洋研究開発機構
極限環境生物圏研究センター研究推進室長 楢木 暢雄
   TEL:046-867-9600
 FAX:046-867-9595
  総務部普及・広報課長 高橋 賢一
   TEL:046-867-9066
 FAX:046-867-9055
  ホームページ:http://www.jamstec.go.jp/