平成18年10月10日
独立行政法人海洋研究開発機構

地球深部探査船「ちきゅう」下北半島東方沖掘削試験について(速報)
〜噴出防止装置(BOP)の接続部一部損傷について〜

   海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の地球深部探査船「ちきゅう」は、下北半島東方沖(八戸市北東沖約 100km)の試験・訓練海域()において、急速に発達した低気圧への対応のため、10月7日(土)18時頃ライザー管と噴出防止装置(BOP)を緊急に切り離し、ライザー管をつり下げたまま掘削地点付近において待機しました。
   天候回復を待ち、本日早朝より、噴出防止装置等の健全性を確認したところ、同装置の接続部に、荒天時の激しい動揺により生じたと思われる損傷が発見されました。
   現在、損傷状況の詳細な把握に努めるとともに、今後の対応について検討を行っています。


お問い合わせ先

独立行政法人海洋研究開発機構

(「ちきゅう」、掘削試験について)
地球深部探査センター
  企画調整室長     田中 武男   TEL:045-778-5640
(報道について)
経営企画室
  報道室長      大嶋 真司   TEL:046-867-9193


(図)下北半島東方沖試験・訓練海域図