※ 2 インド洋ダイポールモード現象とはインド洋東部(インドネシア・ジャワ島沖)の海面水温が平年に比べ下がる一方で、インド洋中・西部の赤道付近(ケニア沖)の海面水温が上昇する現象。ダイポールモード現象発生時にはMJOに伴う対流活動は発生しにくいと考えられている。過去には、1994年や1997年に発生しており、夏頃に発生し、10−11月頃にピークを迎え、12月には減衰することが多い。今回も同様の変動を示し、現在は終息に向かっている。一昨年(平成17年)11月に当機構地球環境フロンティア研究センター気候変動予測研究プログラムが世界で初めて同現象の予測に成功していた。(平成18年10月16日発表)

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