プレスリリース


2007年08月06日
独立行政法人海洋研究開発機構

海洋地球研究船「みらい」による研究航海の中断について

海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)が運用している海洋地球研究船「みらい」は、北西太平洋海域で実施しておりました観測調査中に、左舷推進器(スクリュー部)にからまった漂流漁具(ロープ等)の除去のため調査を中断し、最寄りの青森県八戸港へ寄港することとなりましたのでお知らせします。

1.場所

北西太平洋海域(北海道東方沖約600km、北緯42度40分、東経152度42分)(添付図

2.状況

(1)
平成19年8月1日午後23時30分(日本時間)、上記CTD観測調査中、漂流中のロープが左舷推進器(スクリュー部)にからまったため作業を中断。
(2)
翌朝、状況確認を実施した結果、右舷推進器にもわずかに漁具の絡みが認められ、自律航行は可能であるが、このまま長期間の研究航海の続行は問題があると判断し、念のため潜水士を派遣し除去作業を実施することとした。
(3)
平成19年8月5日、現場海域に潜水士が到着するものの波高が高いため作業を断念し、青森県八戸港へ寄港し、除去作業を実施することとした。

3.今後の予定

「みらい」の八戸港への寄港は、8月9日となる予定。

港内にて除去作業を実施し、8月10日ごろ出港、調査再開の見込み。

お問い合わせ先:

海洋研究開発機構
(「みらい」研究航海について)
海洋工学センター 研究船運航部 運航グループリーダー
内田 徹夫 電話 046-867-9910
(報道について)
経営企画室 報道室 
大嶋 真司 電話 046-867-9193