2008年07月02日
独立行政法人海洋研究開発機構
独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤 康宏)は、下記の通り「第3回 海と地球の研究所セミナー」を開催しますのでお知らせします。
本セミナーは、当機構の活動や研究成果を親しみやすい内容で広く一般に紹介し、海洋地球科学研究への理解と関心を高めて頂くことを目的としております。
今回は、「深海の熱水と生物たち」と題し、20世紀海洋科学最大の発見である海底熱水系と化学合成生物群集がその後どのように研究されてきたか、潜水調査船のパイロット、地球科学・生物・微生物そして化学の専門家がわかりやすくご紹介します。
記
1. 日時: | 平成20年9月6日(土)13:00〜17:00(12:30開場) |
2. 会場: | 財団法人大阪科学技術センター 8階大ホール (大阪府大阪市西区靱本町1-8-4)(リーフレット参照) |
3. 主催: | 独立行政法人海洋研究開発機構 |
4. 後援: | 文部科学省 |
5. 協力: | 財団法人大阪科学技術センター |
6. 入場料: | 無料 |
7. 内容: | 別紙参照 |
8. 対象及び定員: | 高校生以上 340名 |
9. 申込方法: | 下記要領にて事前登録をお願いいたします。
|
10. 締切: | 平成20年9月2日(火)(必着) ※先着順です。定員に達し次第、締め切らせて頂きます。 |
海と地球の研究所セミナーWebサイト:
http://www.jamstec.go.jp/j/pr/pr_seminar/003/index.html
<プログラム>
12:30 | 開場 |
13:00〜13:10 | 開会の辞 |
13:10〜13:50 | 『潜水調査船「しんかい6500」で熱水域を探る』 田代 省三(当機構 海洋地球情報部 広報課長) |
13:50〜14:30 | 『海底熱水噴出孔は鉱山の卵だ ―巨大熱水系の周辺で起こる出来事とそのわけ―』 藤岡 換太郎(当機構 海洋地球情報部 特任上席研究員) |
14:30〜15:10 | 『海底温泉の効能と湯の花―熱水の化学成分と熱水性堆積物―』 益田 晴恵(大阪市立大学大学院理学研究科 教授) |
15:10〜15:30 | 休憩 |
15:30〜16:10 | 『熱水噴出孔で初めて発見された不思議ないきものたち ―太陽のいらない生態系について―』 佐藤 孝子 (当機構 極限環境生物圏研究センター 海洋生物進化研究グループ サブリーダー) |
16:10〜16:50 | 『生命は深海熱水で生まれた説は本当か?』 高井 研 (当機構 極限環境生物圏研究センター 地殻内微生物研究プログラムディレクター) |
16:50〜17:00 | 閉会の辞 |
1980年3月 神戸商船大学機関学科卒業。1980年9月 同 乗船実習科修了。1980年10月独立行政法人海洋研究開発機構(当時 海洋科学技術センター)入所。1981年10月 有人潜水調査船「しんかい2000」完成、初代潜航士、 1989年11月 有人潜水調査船「しんかい6500」完成、初代潜航長。「しんかい2000」で214回、「しんかい6500」で104回の潜航。日本近海だけでなく、マリアナ海溝、大西洋中央海嶺、東太平洋海膨、北フィジー海盆など世界中の海での潜航経験をもつ。2007年4月より現職。
東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。東京大学海洋研究所助手を経て、1991年海洋科学技術センター深海研究部 主任研究員、研究主幹、極限環境フロンティア研究システム(DEEPSTAR)グループリーダー、株式会社グローバルオーシャンディベロップメント、2003年IFREE特任研究員、2007年より現職。この間フランスオルレアン大學、ウッズホール海洋研究所客員研究員、横浜国立大学併任教授、高知大学客員教授を歴任。著書、論文多数。日刊工業新聞科学・技術図書優秀賞受賞、伊東財団受賞、荒井財団受賞、東京地学協会助成金受賞、海洋研究開発機構研究功績賞受賞。
1986年 大阪市立大学大学院理学研究科後期博士課程地質学専攻修了。理学博士。1986年日本学術振興会特別研究員として東京大学海洋研究所に在籍、1988年 大阪市立大学理学部助手、1993年 大阪市立大学理学部助教授、2000年 大阪市立大学大学院理学研究科助教授。 1992年9月〜12月 文部省在外研修員としてミシガン大学地質学教室に滞在、2004年3月〜2005年3月 大阪市在外研修員としてハワイ大学地球物理学惑星科学研究所に滞在、2007年4月より現職。現在,大阪府環境審議会委員・大阪府土壌地下水汚染対策検討委員・兵庫県土壌地下水汚染等対策委員などを兼任。
1986年 立教大学大学院修士課程修了。理学博士。学習研究社植物工学研究所研究員を経て、1992年より独立行政法人海洋研究開発機構(当時 海洋科学技術センター)にて、微生物の圧力適応機構の研究に携わる。2002年から、同機構・極限環境生物圏研究センター海洋生態・環境研究プログラム海洋生物研究グループサブリーダー。専門は圧力生理学、微生物学、分子生物学。
1994年 米国ワシントン大学客員研究員、1997年 京都大学大学院農学研究科修了、1997年 日本学術振興会 特別研究員、1997年 科学技術振興事業団 科学技術特別研究員、1999年 米国パシフィックノースウエスト国立研究所 博士研究員、2000年独立行政法人海洋研究開発機構(当時 海洋科学技術センター)極限環境生物フロンテイア研究システム 研究員、2001年 極限環境生物フロンテイア研究システム 地殻内微生物研究領域 グループリーダーを経て、2005年 極限環境生物圏研究センター 地殻内微生物研究プログラム プログラムディレクター、2007年 プレカンブリアンエコシステムラボラトリー ユニットリーダー兼務。その間2002年 第1回極限環境微生物学会学会奨励賞、2004年 第1回 JAMSTEC分野横断研究アウォード受賞。