2009年01月29日
独立行政法人海洋研究開発機構
独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤 康宏)は、「第4回 海と地球の研究所セミナー」を下記の通り開催いたします。
本セミナーは、当機構の活動や最新の研究成果を親しみやすい内容で広く一般に紹介し、海洋地球科学研究への理解と関心を高めて頂くことを目的としております。
今回は、北九州市立いのちのたび博物館との共催で、「深海の驚異」と題し、深海の環境とそこに生息する深海生物、化学合成生物群集などについて、潜水調査船のパイロット、水中音響、地球科学、生物そして化学の専門家からわかりやすく紹介します。
記
1. 日時: | 平成21年3月1日(日) 10:00〜15:00(受付開始は9:30) |
2. 会場: | 北九州市立いのちのたび博物館(別紙1参照) |
3. 主催: | 独立行政法人海洋研究開発機構、北九州市立いのちのたび博物館 |
4. 後援: | 文部科学省 |
5. 入場料: | 無料 |
6. 内容: | 別紙2参照 |
7. 対象及び定員: | 高校生以上 300名 |
8. 申込方法: | 下記要領にて事前登録をお願いいたします。 往復はがきまたは、いのちのたび博物館ホームページ(http://www.kmnh.jp/)の応募フォームに、参加者全員の氏名、住所、電話番号を記入の上、お申し込みください。 (往復はがき応募先) 〒805-0071 北九州市八幡東区東田2-4-1 いのちのたび博物館「海と地球の研究所セミナー」係 |
9. 締切: | 平成21年2月24日(火)(先着順) ※定員になり次第、締切といたします。 |
海と地球の研究所セミナーWebサイト:
http://www.jamstec.go.jp/j/pr/pr_seminar/004/index.html
福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1 | |
JRをご利用の方: | 鹿児島本線『スペースワールド駅』下車、徒歩約5分 |
車をご利用の方: | 北九州都市高速『枝光ランプ』より車で約3分 |
バスをご利用の方: | 西鉄バス『いのちのたび博物館』バス停下車、徒歩約1分 西鉄バス『八幡東区役所下』または『中央二丁目』バス停下車、徒歩約10分 |
<プログラム>
10:00 | 開会の辞 |
10:05〜10:45 | JAMSTECと潜水調査船「しんかい6500」』 田代 省三(海洋研究開発機構 海洋地球情報部 広報課長) |
10:45〜11:25 | 『深海底の捜索 −ソーナー技術と海底の物捜し−』 土屋 利雄(海洋研究開発機構 海洋地球情報部長) |
11:25〜12:05 | 『潜水調査船が観た深海生物』 藤倉 克則(海洋研究開発機構 極限環境生物圏研究センター 海洋生態系変動研究グループ 主任研究員) |
12:05〜13:00 | 休憩 |
13:00〜13:40 | 『深海の多様な小型甲殻類』 下村 通誉(北九州市立いのちのたび博物館 甲殻類担当学芸員) |
13:40〜14:20 | 『海底熱水がつくる鉱物資源』 石橋 純一郎(九州大学大学院理学研究院 准教授) |
14:20〜15:00 |
『サブの窓から深海覗く−日本周辺の三つの異なった沈み込み帯と地震−』 藤岡 換太郎(海洋研究開発機構 海洋地球情報部 特任上席研究員) |
15:00 | 閉会の辞 |
1980年3月 神戸商船大学機関学科卒業。1980年9月 同 乗船実習科修了。1980年10月海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)入所。1981年10月 有人潜水調査船「しんかい2000」完成、初代潜航士。1989年11月 有人潜水調査船「しんかい6500」完成、初代潜航長。「しんかい2000」で214回、「しんかい6500」で104回の潜航。日本近海だけでなく、マリアナ海溝、大西洋中央海嶺、東太平洋海膨、北フィジー海盆など世界中の海での潜航経験をもつ。2007年4月より現職。
1973年東海大学海洋学部卒業。東京工業大学にて学位取得、工学博士。主に潜水調査船や観測船の水中音響機器の開発研究、音響トモグラフィシステムの開発、音波伝搬理論解析の研究、観測船の建造管理、各種海洋データ管理体制の構築、公開型データベース開発に関する業務に従事。科学技術長官賞(海中画像伝送装置の開発)、水路技術奨励賞、海洋音響学会功績賞、同学会論文賞等受賞。現在は、東京海洋大学大学院客員教授(水中音響工学)、防衛庁技術本部研究課題外部評価委員等を兼任。
1989年東京水産大学(現東京海洋大学)大学院水産学研究科資源育成学専攻修士課程修了。1995年学術博士:水産学(東京水産大学:現東京海洋大学)。1988 年海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)入所、現在に至る。
主な著書等に、「熱水噴出域への適応」藤倉克則(2005)、「海洋生物の機能−生命は海にどう適応しているか(東京大学海洋研究所/海洋生命系のダイナミクス-2)」竹井祥郎編(2005)東海大学出版会、「潜水調査船が観た深海生物―深海生物研究の現在」藤倉克則・奥谷喬司・丸山正(編著)(2008)東海大学出版会 等がある。
2002年3月北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。専門は甲殻類の分類学。2002年4月北九州市立自然史博物館(現北九州市立いのちのたび博物館)入職、現在に至る。主に深海、砂粒間隙、洞窟地下水など特殊環境に生息する小型甲殻類(ワラジムシ目、ヨコエビ目など)の分類学を大学院より行う。特に深海調査は海洋研究開発機構および東京大学海洋研究所の研究船白鳳丸、淡青丸、広島大学練習船豊潮丸および長崎大学練習船長崎丸の深海調査航海に参加して行っている。
1987年東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程(東京大学海洋研究所)修了、1989年同博士課程中途退学、1989年東京大学理学部地殻化学実験施設助手、1991年理学博士、1998年11月九州大学理学部地球惑星科学科助教授、現在に至る。現在は、海洋研究開発機構海洋研究課題審査部会委員を兼任。専門分野は、資源地球化学・海洋科学。
東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。東京大学海洋研究所助手を経て、1991年海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)深海研究部 主任研究員、研究主幹、極限環境フロンティア研究システムグループリーダー、株式会社グローバルオーシャンディベロップメント、2003年地球内部変動研究センター特任研究員、2007年より現職。この間フランスオルレアン大學、ウッズホール海洋研究所客員研究員、横浜国立大学併任教授、高知大学客員教授を歴任。著書、論文多数。日刊工業新聞科学・技術図書優秀賞受賞、伊東財団受賞、荒井財団受賞、東京地学協会助成金受賞、海洋研究開発機構研究功績賞受賞。