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プレスリリース

2015年 6月 29日
国立大学法人富山大学
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立大学法人北海道大学
国立大学法人三重大学
国立大学法人高知大学

アラスカ山岳氷河の発達とその融氷水が過去の全球寒冷化現象を促進した事を発見

富山大学大学院理工学研究部(理学)堀川恵司 准教授,海洋研究開発機構の小野寺丈尚太郎 主任研究員・坂井三郎 技術研究員,北海道大学低温科学研究所の関宰 准教授・河村公隆 教授,三重大学の坂本⻯彦 教授,高知大学海洋コア総合研究センターの池原実 教授らの研究グループは,2009年に実施した統合国際深海掘削計画(Integrated Ocean Drilling Program(IODP))で採取されたベーリング海の海底堆積物に含まれる微化石,植物プランクトンの脂質,砕屑物の地球化学的分析から,アラスカ山岳氷河の発達が少なくとも 420 万年前から始まっていた事を初めて明らかにし,その後のアラスカ山岳氷河の拡大に伴う夏季融氷水量の増加が北極海への淡水流入を促し,330 万年前頃から始まる全球寒冷化現象を増幅させた可能性がある事を明らかにしました。 研究成果は,Nature Publishing Group が刊行する総合科学誌「Nature Communications」電子版に2015年6月29日に掲載されました。

詳細は富山大学のサイトをご覧下さい。

国立研究開発法人海洋研究開発機構
広報部 報道課長 野口 剛
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