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【基盤的技術の研究開発・推進】最先端の海洋科学技術開発や計画推進を行う

海洋や地球環境の調査・研究を進める上で、それを支える技術が非常に重要であることは言うまでもありません。JAMSTECは世界に誇る最先端の技術を有しており、主なものとして(1)船舶、ブイや潜水機器を使った海洋観測技術、(2)地球深部探査船「ちきゅう」による海底掘削技術、(3)大規模計算機における数値モデル及びシミュレーション技術の3つの分野が挙げられます。
また、高度な研究目標を達成するために、これらの技術やツール、また得られたデータについて、多様な研究分野や一般社会で効果的に活用できるようにする技術開発や体制整備にも重点的に取り組むとともに、これらインフラの安全かつ効率的な運用・計画推進を行っています。

海底資源探査について

近年、資源問題への関心の高まりから、深海底に隠された様々な資源が大いに注目されています。 日本は狭い国土ながら、世界第6位の広大な排他的経済水域(EEZ)を持っています。この広大なEEZ内に眠る海底資源を生かすことは、日本の更なる経済成長を支えるのみならず、人類の持続可能な発展のために非常に重要です。ただし、それを利用できるかどうかは、いかに低コストで効率よく海底を探査して資源を発見し、回収できるかにかかっています。
JAMSTECでは、40年にわたり、深海探査を含め海洋開発に関する科学・技術とノウハウを培ってきました。JAMSTECの豊富な経験と技術を生かしながら、最先端の調査・研究を行うことにより、将来、我が国が海底資源を利用するために必要不可欠な知見を生み出します。

海洋工学センター

海洋工学センターでは、JAMSTECで行われている調査・研究の推進を目的とし、世界最深部での観測を可能にする高性能の海底探査機技術や、活動中の海底火山など人間が近づくことのできない危険地域で調査を行う無人探査機技術など、様々な最先端技術の開発に取り組んでいます。こうした先端的な技術開発は、海洋科学という1つの研究分野に留まるのでなく、他の研究開発分野や産業への応用も目指しています。
また、実際の観測調査を支えている船舶や観測機器、研究施設について効率的に運用するとともに、多様な研究分野のニーズに基づいた機能向上や、技術者の育成に取り組んでいます。

地球シミュレータセンター

地球シミュレータセンターでは、「地球シミュレータ」をはじめとするスーパーコンピュータシステム及びネットワーク等の情報インフラの構築と運用を行うとともに、先進的なシミュレーションコードの開発や仮想現実の可視化技術の開発等を行っております。また、研究者に対して、専門的な知識を有するスタッフによるプログラム相談や技術支援、利用者にとって使いやすいシステムの技術開発を行っているほか、民間企業を含む外部機関への「地球シミュレータ」の利用促進と利用成果の普及、シミュレーション技術を産業応用するための技術開発を行っています。

地球深部探査センター

地球深部探査センターでは、世界最高水準の科学掘削船である地球深部探査船「ちきゅう」を運用し、統合国際深海掘削計画(IODP, www.iodp.org)の日本総合推進機関として、科学目標の達成に向けて地球生命科学の研究コミュニティを支援しています。乗船研究者への科学的・技術的支援や、「ちきゅう」の安全かつ効率的な運航計画の策定など、国際科学計画の一翼として研究プロジェクトの管理・支援を実施しています。また、国家基幹技術「海洋地球観測探査システム」の一環として、世界最高の深海底ライザー掘削技術の開発を進めています。

地球情報研究センター

地球情報研究センターでは、JAMSTECが研究開発で取得する膨大な調査・観測データやサンプル情報について、体系的に整理・分類すると共に、国内外の多様な研究分野や教育、社会経済分野による活用を促進するため、品質管理技術の開発、データベース化、データ提供サービスなどのシステムの技術開発、各種データの統合・解析、可視化を行い、研究者のみならず、教育・社会経済分野等のニーズに対応した、情報処理・公開提供を推進します。
また、国際海洋環境情報センター(GODAC)において、これまでに集積された海洋生物に関する画像や研究情報などを総合的に閲覧できるデータベースシステムを構築し、我が国における海洋生物情報の発信拠点として、国際的な生物多様性・生態系変動研究に貢献します。