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林芳正文部科学大臣が横須賀本部を視察

2017年8月28日
海洋研究開発機構

林芳正文部科学大臣は、2017年8月28日、国立研究開発法人海洋研究開発機構の横須賀本部を視察されました。

林大臣は、田中武男海洋工学センター長から遠隔操作型無人探査機「かいこう」、自律型無人探査機「ゆめいるか」について説明を受けられました。また、有人潜水調査船「しんかい6500」については大西琢磨潜航長及び女性パイロットである飯島さつき三等潜技士(ともに日本海洋事業株式会社)から説明を受けた後、コックピットに試乗し、直径2mという狭い耐圧殻内で内径12cmの覗き窓から外を観察しながら操縦するという深海探査の困難さを体験されました。

その後、林大臣は増田周平地球環境観測研究開発センター海洋循環研究グループリーダーからフロートと呼ばれる海中を漂流しながら海洋観測を行う機器等の説明を受け、最新型の水深4,000mまでの深海や氷海下での観測を行うことが可能なフロートを視察されました。

林大臣は、海洋研究開発機構の持つ世界最高の深海探査機、海洋観測機器について積極的に質問され関心を示されるとともに、これらの機器を活用した海溝型巨大地震や津波、地球環境問題に係る最先端の研究成果が国民の安全・安心の確保へ一層貢献するよう期待を述べられました。


左:「しんかい6500」にて(左から順に平理事長、林大臣、飯島三等潜技士)
右:深海用フロート「Deep Ninja」をご覧になる林大臣(左:増田グループリーダー)