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JAXA「はやぶさ2プロジェクト」から感謝状の授与
~小惑星「リュウグウ」往復探査の完全成功と試料採取・地球帰還への貢献~

2022年 1月 24日

宇宙航空研究開発機構(JAXA)より、「はやぶさ2」サンプラーチームの高野 淑識センター長代理(海洋機能利用部門・生物地球化学センター)、「はやぶさ2」Phase2キュレーションチームの伊藤 元雄グループリーダー代理(超先鋭研究開発部門・高知コア研究所)に感謝状(Honor Award)が授与されました。これは、小惑星「リュウグウ」往復探査の完全成功、リュウグウでの2回の試料採取の成功及び地球帰還への貢献に対するものです。

JAMSTECでは、JAXAとの連携協力協定[1, 2]による機関横断的研究を通して、地球惑星科学の進展に重要な貢献を果たしてきました。小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったC型地球近傍小惑星「リュウグウ」試料の初期記載に関する研究論文[3]をはじめ、初期分析[4, 5]に関する最初の結果は、去る11月に行われた、はやぶさ国際シンポジウム2021(オンライン開催)で発表されています。さらなる詳細分析は、来る3月に米国ヒューストンでハイブリッド開催されるLunar and Planetary Science Conference (LPSC 2022)等で発表される予定です。

[1]
JAMSTECとJAXAの連携協力協定の締結(2012年 2月 7日)
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20120207_3/
[2]
「はやぶさ2」試料受入準備にかかる連携協定等の締結(2015年 3月 24日)
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20150324_2/
https://www.isas.jaxa.jp/topics/000202.html
[3]
2021年12月20日付「Nature Astronomy」誌
https://www.nature.com/articles/s41550-021-01550-6
【JAXAによる論文の解説】
https://www.isas.jaxa.jp/topics/002891.html
[4]
「はやぶさ2」サンプルに海の研究者が挑む!(JAMSTEC コラム)
http://www.jamstec.go.jp/j/pr/topics/hayabusa2/
[5]
「はやぶさ2」試料分析が本格始動(2021年 7月 1日付 トピックス)
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20210701/


高知コア研究所の伊藤グループリーダー代理(左)と横須賀本部の高野センター長代理(右)