作品について

「先進映像協会 ルミエール・ジャパン・アワード 2019」VR部門にて特別賞を受賞
2019年11月13日、「先進映像協会 ルミエール・ジャパン・アワード 2019」のVR部門にて「深海VR - 海底に降り立つ」が特別賞を受賞しました。
ルミエール・ジャパン・アワードとは、先進映像協会による良質なコンテンツの拡大と品質向上を目的とした表彰活動で2011年より毎年行われています。
「第61回科学技術映像祭」にて部門優秀賞(教育・教養部門)を受賞
2020年3月19日、「第61回科学技術映像祭」にて「深海VR - 海底に降り立つ」が部門優秀賞(教育・教養部門)を受賞しました。
科学技術映像祭は、優れた科学技術映像を選奨することで科学技術への関心を喚起するとともに、その普及と向上をはかり、社会一般の科学技術教養の向上に資することを目的として1960(昭和35)年より開催されています。
概要
「海」 それは地球の7割をおおっていて、海の93%が深海である。
人類は、海をわたって広がり、生活を豊かにするために海に挑み続けてきた。しかし、人類が把握している海底は全体の約10%に過ぎないと言われている。
では、深海とはいったいどんな世界なのだろうかー
多様な深海生物、頭上に突き立つ熱水噴出孔、漆黒に広がる海底、360度映像ならではのあたかも自分が深海に降り立ったような臨場感で極限の世界に迫る360度映像作品。
みどころ
  • 生身で行くとのできない、暗黒、低温、高圧の極限の深海を世界を体感
  • あたかも自分が深海に降り立ったような360度映像ならではの臨場感
  • 「しんかい6500」のパイロットすら体験したことの無い広視野に広がる深海の世界を体験
  • 360度映像でなければ表現できない地球を中心から眺める斬新な演出
「VRカメラが限られた人だけしか見ることが出来なかった深海世界の扉を開くカギになるだろう。」
「未知の世界に対する好奇心はこのカメラ映像で満たされる」(吉梅 剛)
「深海生物と同じ目線に立つことで、深海生物の生き方をより深く理解できる」
「将来的には、船上やインターネットを通じて広視野の深海風景をリアルタイムに体験できるかもしれない」(CHEN Chong)
クレジット
製作・著作: 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
監修: 吉梅 剛、川口 慎介、CHEN Chong
撮影協力: 国立科学博物館
映像制作
Producer: 待場 勝利、玉置 淳
Director: 内藤 裕太
深海360度カメラシステム
国立科学博物館とJAMSTECが開発した「深海360度カメラシステム」を、有人潜水調査船「しんかい6500」や無人探査機等に搭載、もしくは海底に設置し、駿河湾や沖縄トラフなどで撮影。
これまで探査機等に搭載されたカメラシステムでは海底の一部しか撮影することができなかったが、「深海360度カメラシステム」を使うことにより、広範囲の映像を撮影することができ、新しい発見につながるのではと期待されている。