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イルカの気持になってみよう ブックマーク登録



 ダイビングの道具を使って水中の自然を観察するスノーケリングという方法があります。昔の子供たちがマスクだけで素潜りをしていたのと似ていますが、いまでは理論に基いた安全な練習方法が確立されています。
 ここでは初歩的なプログラムを使った水中体験を紹介します。マスク・スノーケル・フィンという道具を身につけると、イルカと同じ運動機能を身につけたことになります。
 イルカの体の仕組みや生態の理解を進めながら、イルカの気持ちになって海という自然を考えるきっかけ作りをしてみましょう。
 

手順

1. 始めに呼吸法とストレッチ
 体と心をほぐすストレッチは静的な運動なのでポーズの最中は体を動かさない。人の体は息を吐いている時に緩むので、息を吐きながら体のスジと筋肉を伸ばすのが自然だ。しかし口を開いていっぺんに息を出したのでは筋肉を延ばす時間が短かくなってしまう。呼気は口を閉じて唇のすき間からフーと音が出るようにするとちょうどいい長さになる。
 ふくらはぎ・ふともも・背中・首を中心にストレッチしておこう。

2. デモンストレーション
 水泳の得意な先生※が、予め練習しておき、マスク・スノーケル・フィンは実際にどのように使うのかを子供たちに見せる。楽しくすこし大げさにパフォーマンスしてみよう。
※この場合、水泳が得意という意味は水慣れしている人という意味で、水泳がうまいということではない。

3. 器財の使い方
マスク装着のポイントは、顔にフィットしているかどうか、また、ストラップのしめ具合をきつくもなくゆるくもないようにすること。
●スノーケルの装着のポイントは、マウスピースのぼっちを前歯でくわえたら唇で全体を覆う(ひょっとこ口で)。呼吸では最後までしっかりと呼気をおこなうことが息苦しさを解消するポイント。
●フィンは、ゴムで、できた柔らかめのものを選ぶとよいでしょう。

4. 海の動物になる(水中リラクゼイション)
それぞれのポーズをとりながら、体をなでる水の感触や水中の音を感じてみる。



●プランクトンのポーズ

●クラゲ浮きのポーズ

●イカの浮き舟のポーズ

●ラッコ立ち

5. イルカになる
●始めは、立ち姿勢でマスクを着け、スノーケルをくわえそのまましゃがんで、水面下で呼吸をしてみる。
●今度は、体を伸ばして水面に浮いてみる。そのまま、イカの浮き舟のように後ろから押してもらい水中にいる感じを味わってみる。
●足ひれをはき同じことをしてみる。次に足ひれを小刻みにばた足をして進む。自由に泳いで水中を散歩してみよう。立つ時は半回転して仰向けになり腰を引いて足を下ろして立つ。

6.

十分に泳いだら上がり、水中で浮いている時、泳いでいる時、どんな気持だったかをふり返る。また水中とはどんな世界なのかを話し合う。

※ 参考図書「スノーケリング」(長谷川孝一著 誠文堂新光社刊)参照


     

 

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