|
海藻を食料とし始めたのは先史時代にまでさかのぼるのではないかと考えられています。
例えば、縄文時代には、海苔やワカメを現代と同じように乾燥し保存していたという事が、発掘されたものからわかっています。
弥生から古墳時代においては、アマという集団がいて、海で盛んに活動していたことが魏志倭人伝に書かれています。海藻をとり食料とする以外に、交易品としても用いていたようです。
奈良時代末に作られた万葉集には、
「玉藻刈る海人少女ども見にゆかむ 船楫もがも波高くても」
と、海藻を採るアマの姿がいくつも読まれました。そしてこの時代の献上品には、ワカメ、アラメ、ミル、アマノリなどを始め、およそ20種類ほどの海藻が名を連ねていました。
現在でも私たちの生活の中で、海藻は欠かせないものですが、化学工業の発達により、海藻を加工することによって意外なところまでその利用が進んでいます。
海藻には、アミノ酸の一種であるアルギン酸や、炭水化物の一種カラゲナン、マニトールなどがたくさん含まれています。これらを海藻から分離させ、その性質をうまく利用して製品を作りだしているのです。
|
|



|