テーマ学習気候変動と私たちの暮らしじっくりやる

温暖化どうしよう ブックマーク登録



 気候の温暖化についての研究は始まったばかりです。実際にどのように進行するか、いくつかのシミュレーションによる予測が出されています。
 一方、2000年の観測結果では、海水面は1年で数センチ上昇したそうです。これは一部の予想結果より高く、いつか大きな影響がでるのではと心配です。
 その影響を知るとともに、私たちの生活をできるところから見直さなくてはなりません。原因物質である二酸化炭素を出さない方法についても教室で話し合いましょう。

 


●二酸化炭素の増加による地球の温暖化

手順

1. 温暖化の影響を考えてみる。仮に気温がさらに上がると考えて、それがどのような結果をもたらすのか、良いこと、困ることについて話し合ってみよう。次のような項目ごとに、話し合いを進めたらどうでしょうか。
  【都市への影響】
海辺にある都市は、かつて海運と関わって発展したところが多く、海抜が低いので、浸水や塩害の可能性があります。
予期しない大雨で浸水したり、干ばつで断水したりと都市が抱えている課題と温暖化が困った方へ結びつくかもしれなません。
都市が抱えるヒートアイランド現象は温暖化により、さらに進むかもしれません。クーラーの需要が増え電気使用量が増す一方、ダムが渇水状態になることで水力発電の能力が低下し、電力エネルギーの需要とのバランスがくずれる可能性があります。
  【農業への影響】
気温や降水量の変化、病害虫の種類と発生する時期や期間の変化により、農作物と畜産物の収量が変化します。もちろん増えて都合がいいものと、減って困るものがでてきます。その程度は予測がつきません。お米や白菜、ピーマンなどは、その性質を知り気温が上がるとどうなるか考えるのにわかりやすいかもしれません。
熱帯や亜熱帯の国では、かえって収量が減る可能性があり、人口と食料の関係から飢饉などが心配されています。
【例】
 お米の場合では、栽培適地が北上することで収量が増えますが、南の地域では病害虫の進入によって、新たな被害が出るかもしれません。
・熱帯や亜熱帯の国では、干ばつや豪雨によってかえって収量が減る可能性があり、人口と食料の関係から飢饉などが心配されています。

  【水産業への影響】
海水温や海流の変化により、漁場が移動したり、とれる時期が変わったり、あるいはプランクトンの増減などにより、とれる魚の種類と量が変わってくるでしょう。これも実際の種類によってどうなるかを考えるのが分かりやすいでしょう。
【例】
イワシは、表層のプランクトンを食べて育ちます。そのプランクトンは海の深い場所からわき上がってきた栄養を使って増える場合と、川から運ばれてきた栄養を使って増える場合とがあります。もしもイワシがうまく育たなかったり分布の場所が移動すると、それを食べるアジ・サバ、これを食べるカツオ・ブリ・マグロの生息数に影響(食物連鎖が成立しなくなる)がでてきます。

2. 今度は、二酸化炭素を出さないようにする方法を考えてみよう。
温暖化の結果として海水面の上昇と陸地の浸水状況のシミュレーションを用意しました。
※温暖化を実感していただくために、数値を大げさに設定してあります。実際のなりゆきはとは異なります。

 
【シミュレーション】地球温暖化
 

 

前の項目へ戻る
次の項目へ進む