エルニーニョ現象は、太平洋上で見られる特徴を持った大気と海洋現象の一つです。赤道上で、大陸から吹くモンスーンと貿易風が出会うところでは、積乱雲が作られ雨を降らせます。
激しい雨は海面を被い、レンズのように溜まります。このレンズは太陽熱を集めてその下の海水を高水温(平均29度以上)にします。エルニーニョ現象は、この仕組みが南米沖まで移動するものです。
高水温の海水が、栄養豊かな湧昇流の海面への上昇を妨げ、これを栄養源とするプランクトン、さらにイワシへと続く食物連鎖を途絶させます。ペルーの漁師が行っているイワシ漁が、エルニーニョのあたり年に成り立たなくなるのはこのためです。
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●暖かい海水の塊が大移動
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