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地球はその初めは宇宙を漂う塵や岩石で、それが惑星としての形を整え、やがて海に生命を誕生させました。私たちは宇宙の塵によって持ち込まれ、星くずと水からできているというわけです。
ところで初期の地球生成の歴史は、私たちにとってかけがえのないものです。なぜなら、奇跡のようないきさつによって、地球に大気と海が造られたことや、その後の生命の誕生から現在までの生き物の歴史は、この大気と海なしでありえなかったからです。
見過ごされがちな、しかし重要な初期の地球史の出来事を図書館や博物館で調べて物語作りに取り組み、紙芝居や劇にしたてて演じ、この物語の持つ意味を深く感じ取ってみましょう。

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まず図書室から宇宙のことがテーマになった本をできるだけ多く借りてくる。みんなで思い思いにページを開いて、水や空気、生命のことについて出ている箇所を探しだす。
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シナリオライターになる。どのような不思議が、水や空気、生命を地球に託したのか、その物語の始まりから、今と同じ地球の姿になるまでのシナリオを、資料を調べたり、ディスカッションしながら書いていく。
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このシナリオを使って紙芝居として表現するか、劇として表現するか、のどちらかにきめて準備に取りかかる。
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紙芝居、劇として発表した後、物語を作り発表して感じたこと考えたことを教え合う。
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●「地球の誕生と海の始まり」あらすじ
物語は、およそ46億年前に超新星の爆発によってできた原始太陽系から始まります。
始めに宇宙空間に漂っていたガスや塵が、冷える過程で10兆個もの微惑星になりました。微惑星は互いに引き合って衝突を繰り返して成長し、なかでも特別に大きくなったものは原始太陽系の惑星になりました。
そのころ原始地球はただの鉱物の塊にすぎませんでしたが、水はどこにあったのでしょうか。実は水は、微惑星によってもたらされて、水蒸気という姿となってすでに存在していたのです。
現在、地球だけに水蒸気を多く含む大気があるのは、太陽からの距離と惑星の大きさに秘密がありました。同じようにしてできてきた金星や水星、火星は太陽に近くて温度が高すぎたり、あるいは遠くて温度が低すぎたり、また重力が小さすぎたりしたため、水が凍りつくか宇宙空間に逃げてしまい、湿度の高い大気を作ることはなかったのです。地球上で固体(氷)から液体、そして気体(水蒸気)までの水が存在するのは、ほんとうに奇跡的なことです。
地球の引力による微惑星の衝突エネルギーは、濃密な大気に閉じこめられ、地表の温度をどんどん上げ、地表を溶かしてマグマの海を造りました。その後、微惑星の衝突が収まるとともに、地表の温度は下がり始めましたが、それがある冷却点に達した時、地表に大きな変化が訪れたのです。
冷やされた大気中の雲から大量の雨が降ったのです。それは延々と続き、地表のくぼみというくぼみを満たし、浅くて広大な“水たまり”ができあがりました。これが私たちの地球の最初の海となったのです。
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