文科省所管 国立研究開発法人による業務紹介セミナー

プログラム・セミナー要旨

13:00 – 13:05 はじめに(セミナー概要説明)
13:05 – 13:35
理化学研究所(RIKEN)
理化学研究所(理研)は、科学技術の向上を目的に物理学、工学、化学、数理・情報科学、計算科学、生物学、医科学等基礎から応用まで幅広い分野で研究活動に取り組んでいる、日本で唯一の自然科学の総合研究所です。国や社会の要請に対応する世界最高水準の研究開発成果を生み出し、我が国のイノベーションを強力に牽引する中核機関として活躍することが期待されています。「理研で働く」というと、研究者をイメージするかもしれませんが、研究者が研究に専念し、最大限に力を発揮していくためには、そのサポート役、場合によってはけん引役となる事務系職員の存在が欠かせません。大学などの専攻や学部学科に関わらず、活躍できるフィールドがたくさんあります。研究者と共に科学技術の発展・振興やイノベーションの創出に貢献したいという意欲をお持ちの方、ぜひ一度お話を聞きに来てください!

13:40 – 14:10

写真:当機構研究者の1020GMz NMRプローブの挿入場面
物質・材料研究機構(NIMS)
~世界トップレベルの「材料」研究で生活の「明日」を創る 未来を拓く~
私たちの身の回りのすべてを作る物質と材料のイノベーションは、地球規模の環境・資源問題の解決手段の一つとしても近年益々注目されています。国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)は「明日を創る材料研究」をテーマに多くの国内外の研究者が集い、その最先端の研究成果は、エレクトロニクス、社会インフラ、環境・エネルギー、医療などの社会の様々な分野で活躍しています。
今回紹介する事務職は、研究者が世界最高水準の研究開発の成果の創出と社会還元が出来るよう、研究機関の「運営」や「環境作り」に関する業務に責任と誇りを持って取り組んでいます。研究機関の運営や環境作りを行う事務職の仕事を通じ、研究と成果の社会への還元に一緒に貢献しませんか。そして、多様な業務の中であなたに相応しいキャリアを見つけてください。
14:15 – 14:45
量子科学技術研究開発機構(QST)
量子科学技術研究開発機構(量研/QST)は、「健康長寿」、「暮らし」、「エネルギー」の3つの柱を軸に研究を展開しています。私たちは今回ご紹介する研究機関の中で唯一病院を有しており、世界で初めて医療用に開発した重粒子線がん治療装置(HIMAC)で、がん患者さんに最先端の重粒子線治療を提供しています。QSTではその他にも「次世代放射光施設」や「国際熱核融合実験炉:ITER」といった新たな大型研究装置の建造が進行中です。これらのプロジェクトを成功に導くためには、研究者と三位一体となって計画を進めていく事務・技術職員の存在が不可欠です。
QSTは創立5周年を迎えたばかりの新しい研究所です、研究者と共にQSTの新たな歴史を創っていく事務職・技術職の仕事をご紹介します!!
14:50 – 15:20

写真:〈JSTの研究開発支援による成果例〉IGZO薄膜トランジスター
科学技術振興機構(JST)
JSTは、日本の科学技術の力で様々な社会課題を解決し、日本や世界の持続可能な発展に貢献することをミッションとした法人です。研究開発の推進や実用化支援、研究開発戦略の立案・提言、科学技術情報インフラの運営、次世代研究人材の育成や科学コミュニケーション促進など、さまざまな事業で日本の科学技術を支えています。
実際に研究開発に携わる研究者や研究機関、企業を「プレーヤー」とするならば、JSTはその研究開発チームを資金面やノウハウ、ネットワーク構築や広報などの観点から包括的にマネジメントする「プロデューサー」の役割を担っています。国内外における研究開発の支援と推進を通して、大学と産業界、異なる研究分野同士、研究現場と社会など、立場や価値観の異なるステークホルダーをつなぎ、その成果の最大化を目指しています。
本セミナーでは、JSTの多様な事業と総合職の仕事についてご紹介します!
15:20 – 15:30 休憩
15:30 – 16:00
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」という経営理念の下、月・惑星探査、有人宇宙技術、ロケットや地球観測・通信衛星、次世代航空機に関する基礎研究から利用までを一貫して行っている日本唯一の研究開発機関です。 JAXAでは、文系・理系問わず、多様なバックグラウンドを持つ個性豊かな職員が活躍しており、学生時代の専攻が宇宙・航空と直接関係していなくても、あらゆる専門能力を活かせるフィールドが広がっています。 セミナーでは、技術系・事務系の職員がリアルな宇宙開発&働き方をお届けしますので、ぜひ楽しみにしてください!!
16:05 – 16:35
日本原子力研究開発機構(JAEA)
「原子力の未来を切り拓き、人類社会の福祉に貢献する」
JAEAではこのミッションのもと、国内唯一の原子力に関する総合的研究開発機関として、気候変動問題の解決、エネルギーの安定確保、未来社会(Society5.0)の実現をはじめとした様々な社会課題の解決に取り組んでいます。エネルギー利用に関する研究開発をはじめ、原子力の基礎・応用研究、福島原発事故に伴う環境回復など様々な分野で研究開発を行っています。
原子力は総合的な研究領域。今は原子力に詳しくなくても、皆さまの専門性を活かせるフィールドがあります。挑戦する意欲、社会へ貢献したい方はぜひJAEAのお話を聞きに来てください!!
16:40 – 17:10
防災科学技術研究所(NIED)
防災科学技術研究所(NIED:エヌアイイーディー)は、「生きる、を支える科学技術 SCIENCE FOR RESILIENCE」の考えのもと、地震、津波、火山噴火、暴風、豪雨、豪雪、洪水、地すべりなどのあらゆる自然災害に対する①予測力、②予防力、③対応力、④回復力の総合的な向上を図る研究開発を行っています。
 災害を力強くしなやかに乗り越える、この大きな挑戦への決意のもと研究者の方々と共に働く事務職の仕事を紹介させていただきます。
17:15 – 17:45
海洋研究開発機構(JAMSTEC)
海と地球の研究所、海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、2021年10月に創立50周年を迎えました!JAMSTECは7隻の船と多様な探査機を駆使し、浅海から深海、北極から南極までのあらゆる陸域および海域、そして大気を研究フィールドに、海底資源、生命の起源、環境変動、巨大地震発生の仕組み、地球表層や地球内部の現象などの解明に取り組んでいます。2021年10月には、当機構フェローの真鍋淑郎博士が地球温暖化予測のための物理モデル研究の功績を称えられノーベル物理学賞を受賞されるなど、JAMSTECの研究成果は私たち人類の持続的な発展に貢献しており、世界中に大きな影響を与えています。
このような世界トップクラスの研究成果の創出には、実は研究者とともに研究を推進する事務・技術職員の存在が欠かせません。研究者とともにJAMSTECをさらに前へと進める、ロマンあふれる事務職・技術職の仕事を紹介します!!
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