クジラは今から約5000万年前に、陸上から水中へと移り住んだ動物から進化したと考えられています。シロナガスクジラは現在地球上に生息する最大の生き物で、全長25mまで大きくなります。彼らがどのように進化してきたのか? クジラは死んだらどうなるのか? 近年深海に沈んだクジラの遺骸を中心に、新たな生態系が育まれることが発見されました。「クジラ」をキーワードに最新の研究内容をご紹介いたします。

概要


リーフレット(PDF)
日時
2015年2月28日(土)13:30~15:15(開場13:00)
会場
神奈川県立生命の星・地球博物館 SEISAミュージアムシアター
神奈川県小田原市入生田499 [会場案内図]
TEL:0465-21-1515
URL:http://nh.kanagawa-museum.jp/
講演者
「残ったクジラと残したクジラ ~化石記録を理解する方法~」
樽 創(神奈川県立生命の星・地球博物館)
「鯨が育む深海のオアシス」
藤原 義弘(JAMSTEC)
入場料
無料(参加登録不要)
共催
神奈川県立生命の星・地球博物館
お問合せ
海洋研究開発機構 研究推進部
TEL:046-867-9603
FAX:046-867-9372
   

プログラム

13:30 開演
13:35-14:20 講演1「残ったクジラと残したクジラ ~化石記録を理解する方法~」
樽 創(神奈川県立生命の星・地球博物館)

東京湾や相模湾沿岸では、これまでに24種のクジラやイルカのストランディング(打ち上げ)が報告されています。一方、神奈川県内ではクジラやイルカの化石が横浜や三浦半島の完新世(約3,000〜7,000年前)の地層の他に、川崎や横浜の第四紀中頃(約70万年前)、愛川町周辺の第四紀初頭(約270万年前)、大磯海岸の中新世末(約600万年前)の地層からも発見されています。いずれも体の一部の骨しか見つかっていませんが、現生種と比較することで、小さな骨からでも化石となった種の生き様が推定できることを紹介します。
14:20-14:30 休憩
14:30-15:15 講演2「鯨が育む深海のオアシス」
藤原 義弘(JAMSTEC)

地球史上最大の動物である鯨類は死後に深海底に沈むと「鯨骨生物群集」と呼ばれる独特の生物群集の基盤となります。鯨骨の周辺に集まる動物群は時々刻々と変化し、短期間のうちに全くことなる様相を呈します。なかには鯨骨固有で独特の生活を営む動物や海洋生物の進化を考える上でも興味深い種も多く存在します。講演では鯨骨生物群集にまつわる最新の知見と、近年、私たちが相模湾で実施した深海大実験の様子を動画を交えて紹介します。

会場案内図

神奈川県立生命の星・地球博物館 SEISAミュージアムシアター
〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
箱根登山鉄道 「入生田(いりうだ)」駅から徒歩3分