開催報告

「地震学夏の学校2015」の開催報告を日本地震学会ニュースレターと、JAMSTECの広報誌「Blue Earth」140号に掲載しました。
以下、「Blue Earth140号」からの転載記事です。

「地震学 夏の学校2015」をJAMSTECで開催
地震学と海洋地球科学の最前線を体験した未来の研究者たち


▲ JAMSTEC平朝彦理事長も講師として参加。


▲ 参加者たちによるポスター発表も盛況だった。


▲ 「かいれい」に装備されたエアガンを見学。


▲ 海底地震計の説明を受ける参加者たち。


▲ 懇親会では講師・世話人も一緒に交流を深めた。

「私たちがやるからには、JAMSTECにしかできない最高の『夏の学校』にしたいと思いました」と世話人代表を務めた有吉慶介技術研究員(地震津波海域観測研究開発センター)。

「地震学 夏の学校」は、日本地震学会が中心となって、これまで二十数回開催されてきた地震学の若手研究者育成を目的としたイベントだ。今回はJAMSTECとの共同主催で、「海からの地震学」をテーマに40名(学部学生18名、修士院生18名、博士院生3名、一般1名)が参加して、2015年9月7~9日、横須賀本部および横浜研究所を会場として開催された。

講師に、東京大学地震研究所から川勝均教授、塩原肇教授、前田拓人助教、東北大学災害科学国際研究所から木戸元之准教授といった著名研究者を迎え、JAMSTECからは平朝彦理事長をはじめ、深尾良夫特任上席研究員、小平秀一地震津波海域観測研究開発センター長、木下正高海洋掘削科学研究開発センター長代理が講義を行った。

さらに横須賀本部では、マルチチャンネル地震反射法探査システムを搭載する深海調査研究船「かいれい」、無人探査機「かいこうMk‐Ⅳ」、有人潜水調査船「しんかい6500」、海底地震計整備場などの見学も実施した。「本格的な講義だけでなく、施設見学も行ったのは今回が初めてだと思います。参加者たちからも、実際の研究現場の先端技術に触れられたことが強く印象に残ったという声が多く聞かれました」と有吉技術研究員。

予定では、地球深部探査船「ちきゅう」の船内も見学することになっていたが、台風18号の影響で中止に。「それでも、参加者の9割以上がアンケートに『内容に満足』と答えてくれました。今回、世話人として20名近い研究者らが加わり、積極的に参加者たちと交流を図るなど、JAMSTECの持ち味を十分に発揮しようとベストを尽くしました。『夏の学校』が、若手研究者を育てることに少しでも貢献できればうれしい」と話す。