2014年7月25日に横浜サイエンスフロンティア高校で地震探査実習を行いました。
実習当日の様子をフォトレポートでお届けします。

開催日 

2014年7月25日(金)

実施校

横浜サイエンスフロンティア高等学校

参加人数

生徒10人、教諭2人

講師

仲西理子(地震津波海域観測研究開発センター)
桑野修(数理科学・先端技術研究分野)
柳澤孝寿(地球深部ダイナミクス研究分野)

フォトレポート

夏休みが始まって2日目の横浜サイエンスフロンティア高校。今回参加してくれたのは、2年生8名と1年生2名です。サイエンスフロンティア高校では、2年のときにSL(サイエンスリテラシー)の研究発表があり、今回参加した生徒さんのなかにも地震をテーマに研究を進めている生徒さんがいます。

まず、仲西先生から、今日学ぶ「地震探査」についてお話をします。JAMSTECでは、地震波を使って地下の構造を探る研究をしています。地下の構造から、たとえば、地震の起きている場所がどんなところかを知ることができます。また、地震が起きたときどれくらい揺れるのか、そして津波が来るのかといった予測にも地下の構造の情報は不可欠です。

次に、桑野先生から地震波探査の原理と今日行う寒天を使った実験について説明がありました。寒天で作った模擬地殻を使って地震波探査の仕組みを理解します。なぜ「寒天」なのか?その大きな理由の一つは、透明なので地震波が見えるのです。偏光板をセットすると「ひずみ」が見えました!


今日使う寒天は、横浜サイエンスフロンティア高校の生徒さんが準備してくれました!これは、2層の地殻を模した寒天。

昼休みも熱心に質問が続きます。

昼休みのあとは、いよいよ実験の開始です。3班に分かれて、それぞれ寒天地殻を叩いて、波形データをとります。

波形データから、直接波と屈折波を特定し、地震波の速度、そして寒天(地層)の厚さを求めます。


寒天(地層)の厚さまで求めたら、実際に測って答え合わせをしてみます。

この寒天模擬地殻は、フロンティア高校の生徒さんが自分の研究のために作ったものです。寒天を斜めに切るのに苦労したそうです。

最後に、実際にJAMSTECの観測で得られた地震探査のデータを紹介しました。実際の研究も寒天実験と同じ原理で行われていることが分かります。これで実習は終了です。

フロンティア高校では、秋には研究の中間発表、そして冬には全体発表会があるそうです。皆さん、研究がんばってくださいね。発表を楽しみにしています。