※ 本セミナーは終了しました

本セミナーは、JAMSTECが海を通じて広く一般に海洋地球科学研究への理解と関心を高めることを目的に開催しています。
第4回である今回は、北九州市立いのちのたび博物館との共催で、「深海の驚異」と題し、深海の環境とそこに生息する深海生物、化学合成生物群集などについて、潜水調査船のパイロット、水中音響、地球科学、生物そして科学の専門家からわかりやすくご紹介します。


開催日時 平成21年3月1日(日)10:00〜15:00(9:30 受付開始)
開催場所

北九州市立いのちのたび博物館
鹿児島本線「スペースワールド駅」下車、徒歩5分

(福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1) [交通アクセス][地図(Google Map)]-->

主催 独立行政法人海洋研究開発機構、北九州市立いのちのたび博物館
後援 文部科学省
テーマ 「深海の驚異」
※講演内容はプログラムをご覧ください。
対象及び定員 高校生以上 300名
参加費用 無料(常設展をご覧の場合は別途料金が必要です)
事前申込方法 往復はがきまたは、いのちのたび博物館Webサイト応募フォームに、参加者の住所・氏名・年齢(学年)・電話番号を記入の上、お申し込みください。(1枚もしくは1回につき1人まで応募可能)
【 往復はがき応募先 】
〒805-0071
北九州市八幡東区東田2-4-1
いのちのたび博物館「海と地球の研究所セミナー」係
申込締切 平成21年02月28日(土)
※なお定員に達しない場合は、当日会場でも受け付けます。
お問い合わせ (セミナーについて)
独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
Tel:045-778-5319 Fax:045-778-5498
E-mail:pr@jamstec.go.jp

(会場について)
北九州市立いのちのたび博物館
Tel:093-681-1011 Fax:093-661-7503

10:00 開会の辞
10:05〜10:45 『JAMSTECと潜水調査船「しんかい6500」』
田代 省三(海洋研究開発機構 海洋地球情報部 広報課長)
[要旨]
(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、海洋の研究と技術開発を行う機関である。8隻の船舶と潜水船、そして大型のスーパーコンピュータを要し、気候変動、地震や生物等の研究を行っている。また、「しんかい6500」は1989年の完成から現在まで、世界一の潜航深度を誇っている有人潜水調査船である。今回は、JAMSTECと「しんかい6500」を皆様にご紹介する。
10:45〜11:25 『深海底の捜索 −ソーナー技術と海底の物捜し−』
土屋 利雄(海洋研究開発機構 海洋地球情報部長)
[要旨]
JAMSTECでは、予期せぬ事故によって深海に没した物体を迅速に捜索することができる高い技術力を持っている。最近では、護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」衝突事故調査にあたり、深海で多くの遺留物を発見したことで知られているが、ここでは、ソーナーや無人探査機を用いて捜索に成功した過去の3つに捜索事例(ロシアタンカー「ナホトカ」、学童疎開船「対馬丸」、H-IIロケットエンジン)についてその技術・手法や結果について報告する。
11:25〜12:05 『潜水調査船が観た深海生物』
藤倉 克則(海洋研究開発機構 極限環境生物圏研究センター 海洋生態系変動研究グループ 主任研究員)
[要旨]
深海生物というと、ダイオウイカ、シーラカンス、チョウチンアンコウといった「見ため」がユニークな生物を想像する人が多い。しかし、本当の深海生物のユニークさは「見ため」よりは生きるための「工夫」である。講演では潜水調査船で「観て」、「研究して」わかってきた深海生物の生きるための「工夫」について紹介する。
12:05〜13:00 休憩
13:00〜13:40 『深海の多様な小型甲殻類』
下村 通誉(北九州市立いのちのたび博物館 甲殻類担当学芸員)
[要旨]
深海には大型のエビ類やカニ類だけでなく多くの小型甲殻類が生息している。ほとんどが体長数ミリの小さな甲殻類であるためか、一般の方々にはあまり知られていない。演者はそんなマイナーな深海の甲殻類のどんな種がどれだけ日本沿岸に生息しているのかを研究している。調査の様子と深海の小型甲殻類の多様な形態を紹介する。
13:40〜14:20 『海底熱水がつくる鉱物資源』
石橋 純一郎(九州大学大学院理学研究院 准教授)
[要旨]
深海底の温泉には、金属元素(銅、鉛、亜鉛、それに金や銀も!)がたくさん溶けている。温泉が海水と反応すると金属を含む鉱物ができるので、それがずっと蓄積していけば資源として利用できると期待されている。九州や沖縄の近海に見つかっている、そのような海底金属資源の候補地をご案内する。
14:20〜15:00 『サブの窓から深海覗く−日本周辺の三つの異なった沈み込み帯と地震−』
藤岡 換太郎(海洋研究開発機構 海洋地球情報部 特任上席研究員)
[要旨]
日本列島の太平洋側の深海底には6,000m以深の海溝が存在しここではプレートが沈み込み、地震や火山などの地球科学現象を引き起こしている。海溝に潜りそこで観察された珍しい不思議な出来事に光を当てる。それらはプレートの沈み込みによって地下深部で起こされる様々な現象の地表への表れであり、雄弁な公証人である。
15:00 閉会の辞