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第5回 海洋と地球の学校

スケジュール

* 日毎の開催場所、開始時間が異なりますので、通いの参加者の人は注意してください。

 
第0日目
2011年3月20日(日)
前日泊
遠方からの学生は前日泊も可能(追浜駅集合)
第1日目
2011年3月21日(月)
(横須賀本部)
・通いの参加者は07:40の連絡便に乗車
08:00〜08:30 開校式とJAMSTECの概要(30分)
08:30〜09:50 第GL-0講(80分)
「地球システム科学と地球の進化」
藤岡 換太郎(事業推進部)
10:00〜12:00 海洋工学センター関連の見学(120分)
田代 省三(海洋工学センター)
12:10〜12:40 海洋科学技術館の見学(30分)
12:40〜13:30 昼休み(50分)
13:30〜14:30 第SE-GL講(60分)
固体地球概論
「冷却する地球の進化」
浜野 洋三(地球内部ダイナミクス領域)
14:35〜15:45 第SE-1講(70分)
「海底熱水系を通じた地球システム進化の探求」
熊谷 英憲(地球内部ダイナミクス領域)
15:50〜17:00 第SE-2講(70分)
「マグマと地殻の進化」
田村 芳彦(地球内部ダイナミクス領域 )
17:10〜18:10 SEラボツアー(60分)
18:20〜 宿泊準備
19:00〜 交流会(参加者の自己紹介等)
第2日目
2011年3月22日(火)
(横須賀本部)
・通いの参加者は07:40の連絡便に乗車
08:00〜09:00

第BM-GL講(60分)
生物微生物概論
「海の生物圏を調べる(概論)」
山本 啓之(海洋・極限環境生物圏領域)

09:05〜10:15 第BM-3講(70分)
「遺伝子解析から見た真核生物の進化と多様性」
瀧下 清貴(海洋・極限環境生物圏領域)
10:20〜11:30

第BM-4講(70分)
「生態系研究のための生元素安定同位体比分析」
小川 奈々子(海洋・極限環境生物圏領域 )

11:40〜12:40 BMラボツアー「飼育設備」(60分)
豊福 高志(海洋・極限環境生物圏領域)
12:40〜13:30 昼休み(50分)
13:30〜14:50 特別講演SL-1(80分)
生物微生物
「宇宙で生命が存在できる環境とはどんな環境か?ポテトチップスで考える生命存在条件」
高井 研(海洋・極限環境生物圏領域)
15:00〜16:20 特別講演SL-2(80分)
海底資源
「海洋金属鉱物資源―石炭、石油、メタンハイドレート、マンガン団塊、コバルトリッチクラスト、熱水鉱床―」
藤岡 換太郎(事業推進部)
16:30〜17:10 討論(70分)
17:20〜18:00 巡検の概要(40分)
18:10〜 交流会(講師との討論会等)
第3日目
2011年3月23日(水)
巡検1日目(横須賀本部発)
08:00〜18:30 巡検 2日間 (1日目)
【巡検場所】
衣笠駅、荒崎海岸、油壺マリンパーク、城ヶ島灯台、海外町、黒鯛込み、浜諸磯
18:30〜 宿舎到着(巡検反省会と交流会)
第4日目
2011年3月24日(木)
巡検2日目(横須賀本部着)
08:00〜18:30 巡検 2日間 (2日目)
【巡検場所】
浜諸磯、諸磯隆起海岸、南下浦中学、佐島石切場、天神島、葉山しおさい博物館、森戸海岸、鐙摺
18:30〜 横須賀本部到着
第5日目
2011年3月25日(金)
(横浜研究所)
・宿泊者はチャーターバス移動と朝食、通いの参加者は直接横浜研究所
08:00〜09:00 横浜研究所「地球シミュレータ」の見学(60分)
09:10〜10:10 第AO-GL講(60分)
大気海洋概論
「地球温暖化予測の科学」
野田 彰(地球環境変動領域)
10:15〜11:25 第AO-5講(70分)
「地球シミュレータを用いた全球雲解像シミュレーション 〜将来気候における雲・台風〜」
小玉 知央(IPCC貢献地球環境予測プロジェクト)
11:30〜12:40 第AO-6講(70分)
「地球温暖化時の対流圏―成層圏における循環場と赤道準2年振動の変化」
河谷 芳雄(地球環境変動領域)
12:40〜13:30 昼休み(50分)
13:30〜14:50 特別講演SL-3(80分)
大気海洋
「気象・気候変動予測の最先端」
高橋 桂子(地球シミュレータセンター)
15:00〜16:20 特別講演SL-4(80分)
固体地球
「地球の深部を診断する」
深尾 良夫(地球内部ダイナミクス領域)
16:30〜17:00 討論(30分)
17:00〜18:00 レポート作成(60分)
18:00〜18:30 修了式(30分)、解散

講義内容と講師(予定)

講義内容 講師
第GL-0講 「地球システム科学と地球の進化
 地球とはどこからどこまでを言うのか。地球システムという概念が1990年代に日本にも導入されて現在どのように考えられているのか。地球の46億年の歴史の中で生物や地球そのものがどのように進化して来たのかを見る。最後に地球システム科学が扱う分野やその相互関係について見て行く。
藤岡 換太郎
事業推進部
特任上席研究員
第SE-GL講
固体地球概論
「冷却する地球の進化」
 地球は誕生以来、内部に蓄えられた熱を外に逃がすことによって冷却してきた。地球内部を構成するマントルとコアで起こっている対流運動が、この地球冷却のメカニズムである。地球は、この冷却の過程で様々な大事件を引き起こし、内部の構造や状態も変化してきた。現在のプレートテクトニクスと総称される地震や火山噴火等の地球活動や地球が巨大な磁石になっていることも、地球の冷却にともなう対流運動がその原因となっている。このような冷却に伴う対流運動を原動力とする地球の進化と活動について概観する。
浜野 洋三
地球内部ダイナミクス領域
地球内部ダイナミクス基盤研究プログラム
マントル・コア活動研究チーム
チームリーダー
第SE-1講 「海底熱水系を通じた地球システム進化の探求」
 地球の冷却に伴う分化によって、現在は生命圏・人類圏も含め、固有の構成(元素組成、反応)を有するサブシステムが成立している。このような分化を、特に地表付近で担う仕組みとしては海底熱水系が重要で、その産物としての海底熱水鉱床も注目を浴びている。また、現在に連なる生命の起源では、海底熱水系との関連が示唆されている。海底熱水系の探索、調査手法を紹介しつつ、地球進化の表れである鉱床や生物といった存在の地球システム内への位置づけを試みる。
熊谷 英憲
地球内部ダイナミクス領域
地球内部ダイナミクス基盤研究プログラム
海洋底ダイナミクス研究チーム
技術研究主任
第SE-2講 「マグマと地殻の進化」
太陽系の誕生から46億年を経た惑星は、それぞれが異なる進化を遂げて現在の姿になった。太陽系第三惑星は、ほかの惑星にはないユニーク な進化を遂げ、生命の星地球となった。地球においてユニークで特別なものの一つが、大陸地殻である。マントルが部分融解してマグマが生成され、マグマが分化して地殻を生じ、地殻がさらなる進化を遂げて大陸地殻が形成される。マグマと地殻の進化について概観する。
田村 芳彦
地球内部ダイナミクス領域
地球内部ダイナミクス基盤研究プログラム
地殻進化研究チーム
チームリーダー
第BM-GL講
生物微生物概論
「海の生物圏を調べる(概論)」
 観測技術は深海での日々の環境変化を明らかにし始めている。生 物の分析は進化系統や生活史、さらに地質時代の生物圏の様子も見 せてくれる。これらの知識は時間をたどりながら生物の世界を調べ ることを可能にしている。
山本 啓之
海洋・極限環境生物圏領域 
海洋生物多様性研究プログラム
主任研究員
第BM-3講 「遺伝子解析から見た真核生物の進化と多様性」
 近年,多くの生物から大量の遺伝子情報が蓄積されるようになり、さらにその情報を用いる分子系統解析等の技術が飛躍的に発展してきている。その結果、真核生物の進化および多様性に対する考え方が大きく様変わりしてきている。本講義では、進化・多様性研究分野における遺伝子解析技術の基本的な作法、および真核生物進化研究の最新トピックについて紹介する。
瀧下 清貴
海洋・極限環境生物圏領域
海洋生物多様性研究プログラム
深海生態系研究チーム 研究員
第BM-3講 「生態系研究のための生元素安定同位体比分析」
 生元素の安定同位体比は、地球環境や生態系における物質循環過程の研究に広く利用されている。ここでは主に有機炭素・窒素安定同位体比での研究例を紹介し、試料の前処理や同位体比分析装置の扱いなど、正しいデータを手にするまでに必要な各プロセスについても説明する。
小川 奈々子
海洋・極限環境生物圏領域 
海洋環境・生物圏変遷過程研究プログラム
生物地球化学研究チーム
特別講演SL-1
生物微生物
「宇宙で生命が存在できる環境とはどんな環境か?ポテトチップスで考える生命存在条件」
 本講演では、エネルギー論から見た「生命存在条件」とはなにか、ということからはじめたいと思います。まあとにかく生命が持続するためにはエネルギーの供給が必要であるのは間違いないわけですが、一体どのぐらいのポテンシャルと量が必要かということは最近になってようやく分かりかけてきました。またそれがどれだけの時間軸で必要かということも分かってきました。皆さんと一緒に「生命存在条件」というのを世界で初めて具体的な数値で表したいと思います。
高井 研
海洋・極限環境生物圏領域
深海・地殻内生物圏研究プログラム
プログラムディレクター
特別講演SL-2
海底資源
「海洋金属鉱物資源―石炭、石油、メタンハイドレート、マンガン団塊、コバルトリッチクラスト、熱水鉱床―」
 海洋には様々な資源が存在している。金属鉱物資源として石炭、石油、メタンハイドレート、マンガン団塊、コバルトリッチクラスト、熱水鉱床などがある。これらの資源がどこにどのように分布しており、どのようにして形成されてきたのか、また今後どのようにして採掘していくのかなどについてお話する。
藤岡 換太郎
事業推進部
特任上席研究員
第AO-GL講
大気海洋概論
「地球温暖化予測の科学」
 地球の温暖化は、二酸化炭素は全球ほぼ一様に増えるにもかかわらず、地球全体が一様に変化するのではなく、特徴的な空間パターンを持つことが知られています。本講義では、何故そのような非一様性が生じるのか、その科学的根拠について紹介します。
野田 彰
地球環境変動領域
地球温暖化予測研究プログラム
プログラムディレクター
第AO-5講 「地球シミュレータを用いた全球雲解像シミュレーション 〜将来気候における雲・台風〜」
 本講義では、現在開発中の全球雲解像モデルから得られた最新の将来予測結果について紹介します。特に「雲は地球温暖化を加速するか減速するか?」「台風は 将来どうなるか?」という問題について考えていきます。
小玉 知央
IPCC貢献地球環境予測プロジェクト
全球雲解像モデル温暖化研究グループ
第AO-6講 「地球温暖化時の対流圏―成層圏における循環場と赤道準2年振動の変化」
 熱帯成層圏(高度約17km〜50km)には、西風と東風が約2年周期で交代する不思議な現象(赤道準2年振動)が存在しています。本講演では、温暖化に伴って熱帯域の対流圏(地表〜高度約17q)と成層圏の大規模な大気の流れがどのように変わりうるか、気候モデルを用いた結果に基づいてお話します。
河谷 芳雄
地球環境変動領域
地球温暖化予測研究プログラム
地球温暖化解析研究チーム
特別講演SL-3
大気海洋
「気象・気候変動予測の最先端」
 地球システムは、複数の時空間スケールが互いに影響しあう複雑系です。この地球の状態予測が気候変動予測、気象予測です。大気、海洋、陸面などのさまざまな相互作用を考慮した、非常に大規模なシミュレーションが必要になります。気象や気候変動予測シミュレーションがどのようなものなのか、最近の予測シミュレーション結果とともに、研究開発の最先端をご紹介します。
高橋 桂子
地球シミュレータセンター 
シミュレーション高度化研究開発プログラム
プログラムディレクター
特別講演SL-3
固体地球
「地球の深部を診断する」
 地震や火山が地表を覆う固い岩板(プレート)の押し合いヘしあいの結果起こることは良く知られている。しかし、この固い岩板の下で何が起きているかを地表から覗き込むことは容易ではない。これを可能にしたのが、地震波トモグラフィーと呼ばれる地球深部の診断技術である。本講演では、地表のプレートテクトニクスの世界の下にどんな世界が広がっているか、地震波トモグラフィーによってわかってきたことを紹介する。
深尾 良夫
地球内部ダイナミクス領域
領域長
巡検 巡検場所
・2011年3月23日(水)
衣笠駅、荒崎海岸、油壺マリンパーク、城ヶ島灯台、海外町、黒鯛込み、浜諸磯

・2011年3月24日(木)
浜諸磯、諸磯隆起海岸、南下浦中学、佐島石切場、天神島、葉山しおさい博物館、森戸海岸、鐙摺
藤岡 換太郎
事業推進部
特任上席研究員