
講義内容、スケジュールは変更になる可能性がございますので、ご了承ください。
| 第0日目 2012年3月12日(月) |
前日泊も可能(追浜駅集合) | |
|---|---|---|
| 第1日目 3月13日(火) (横須賀本部) |
08:00-08:30 | 開校式とJAMSTECの概要(30分) |
| 08:30-09:50 | 第0講 地球システム科学と海洋の研究(80分) 藤岡 換太郎(事業推進部) |
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| 10:00-12:00 | 海洋工学センター関連の講義と見学(120分) 土屋 利雄(海洋工学センター) |
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| 12:10-12:40 | 海洋科学技術館の見学(30分) | |
| 昼休み(50分) | ||
| 13:30-14:30 | 固体地球概論(60分) 「冷却する地球の進化」 浜野 洋三(地球内部ダイナミクス領域) |
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| 14:35-15:35 | 第SE-1講(60分) 「海底熱水系を通じた地球システム進化の探求」 熊谷 英憲(地球内部ダイナミクス領域) |
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| 15:40-16:40 | 第SE-2講(60分) 「火山とマグマと地球の進化」 柵山 徹也(地球内部ダイナミクス領域) |
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| 16:50-18:10 | SEラボツアー(80分) 木村 純一(地球内部ダイナミクス領域) |
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| 18:20- | 宿泊準備 | |
| 19:00- | 交流会(参加者の自己紹介等) | |
| 第2日目 3月14日(水) (横須賀本部) |
08:00-09:00 | 生物微生物概論(60分) 「海の生物圏を調べる(概論)」 山本 啓之(海洋・極限環境生物圏領域) |
| 09:05-10:05 | 第BM-3講(60分) 「遺伝子解析から見た真核生物の進化と多様性」 瀧下 清貴(海洋・極限環境生物圏領域) |
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| 10:10-11:10 | 第BM-4講(60分) 「安定同位体でしらべる生態系の構造」 小川 奈々子(海洋・極限環境生物圏領域) |
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| 11:20-12:40 | BMラボツアー「飼育設備」 | |
| 昼休み(50分) | ||
| 13:30-14:30 | 大気海洋概論(60分) 「地球温暖化予測の科学」 野田 彰(地球環境変動領域) |
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| 14:35-15:35 | 第AO-5講(60分) 「地球シミュレータを用いた全球の雲シミュレーション〜将来気候における雲・台風〜」 小玉 知央(IPCC貢献地球環境予測プロジェクト) |
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| 16:00-17:00 | 第AO-6講(60分) 「地球温暖化時の対流圏―成層圏における循環場と赤道準2年振動の変化」 河谷 芳雄(地球環境変動領域) |
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| 16:00-17:00 | 巡検の概要(50分) 藤岡 換太郎(事業推進部) |
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| 18:10- | 交流会(講師との討論会) | |
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| 第3日目 3月15日(木) (三浦半島の 野外巡検第1日目) |
横須賀本部発 07:00 鷹取山着 07:20 | |
| Stop1 07:20-08:00(40分) | 鷹取山 | |
| Stop2 08:30-09:10(40分) | 衣笠駅裏 蛇紋岩 | |
| Stop3 09:40-11:00(80分) | 荒崎海岸 スコリア、火山弾、小断層、級化層理(南側の海岸で実習) | |
| Stop4 11:30-13:20(110分) | 油壺マリンパーク 深海コーナー、回遊、バックヤードの見学 (昼食は館内の食堂12:40-13:20) |
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| Stop5 13:20-13:50(30分) | 油壺海岸 斜交層理、液状化、穿孔貝跡 | |
| Stop6 14:10-15:10(60分) | 城ヶ島灯台と火炎状凝灰岩 洞窟遠望 | |
| Stop7 15:30-15:50(20分) | 海外町 ロードキャスト | |
| Sto8 15:55-16:25(30分) | 海外町 スランプ 2箇所 | |
| Stop9 16:30-17:30(60分) | 黒鯛込み デュープレックス、液状化 | |
| Stop10 17:40-18:10(30分) |
浜諸磯 注入現象、小断層 | |
| でぐち荘泊(巡検反省会と交流会) | ||
| 第4日目 3月16日(金) (三浦半島の 野外巡検第2日目) |
07:20 | 朝食後出発 |
| Stop11 07:30-08:40(70分) | 浜諸磯 脈構造、注入 | |
| Stop12 08:50-09:30(40分) |
諸磯隆起海岸 穿孔貝の跡 | |
| Stop13 10:00-11:00(60分) | 南下浦断層 南下浦中学 活断層の露頭、ボーリングコア地層はぎ取りなど見学 | |
| Stop14 11:30-14:30(180分) |
天神島 火山まめ石、ポットホール、
20分生物と地質の概略の話のあと昼食 (弁当11:50-12:30) 生物・地質2班に分かれて野外実習120分 |
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| Stop15 14:35-14:45(10分) |
弁天鼻 地層の計測 | |
| Stop16 15:00-15:10(10分) | 佐島石切場(車中から地層の観察) | |
| Stop17 15:30-16:30(60分) | 葉山しおさい博物館 相模湾の生物 | |
| Stop18 16:40-17:10(30分) | 森戸海岸 砂岩岩脈 | |
| Stop19 17:20-17:40(20分) | 鐙摺 不整合 | |
| 横須賀本部着18:20頃 | ||
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第5日目 3月17日(土) (横浜研究所) |
横須賀本部発 横浜研究所着07:30 | |
| 07:40-09:00 | 横浜研究所地球シミュレータの見学(80分) | |
| 公開講座 テーマ:自然災害はどうして起こるのか? | ||
| 09:10-10:10 | 公開講座1 生物微生物(60分) 「東日本大震災後の深海生態系 -しんかい6500による調査結果-」 野牧 秀隆(海洋・極限環境生物圏領域) |
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| 10:20-11:20 | 公開講座2 地震・津波災害(60分) 「再来する巨大地震 -そのメカニズムと対策-」 金田 義行(地震津波・防災研究プロジェクト) |
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| 11:30-12:30 | 公開講座3 火山災害(60分) 「海底火山のマグマ活動と災害リスク」 谷 健一郎(地球内部ダイナミクス領域) |
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| 昼食(50分) | ||
| 13:20-14:20 | 公開講座4 気象災害(60分) 「気象災害の予測とシミュレーション」 高橋 桂子(地球シミュレータセンター) |
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| 14:30-15:30 | 公開講座5 災害の歴史(60分) 「自然災害の歴史」 藤岡 換太郎 事業推進部 |
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| 15:40-16:40 | 総合討論(60分) | |
| 17:00-18:00 | レポート作成(60分) | |
| 18:00-18:30 | 修了式(30分)、解散 | |
講義内容、スケジュールは変更になる可能性がございますので、ご了承ください。
| 講義内容 | 講師 | |
|---|---|---|
| 第0講 | 「地球システム科学と海洋の研究」 宇宙から地球を初めて眺めたのは1961年で、このときにGlobalという概念ができた。地球は固体の部分を取り巻く多くの圏から出来ており、一つのシステムを作っている。これらの圏を研究する地球システム科学について解説する。そのうち、大気・海洋、生物・微生物、そして固体地球科学の研究内容についてみていく。 |
藤岡 換太郎 特任上席研究員 事業推進部 |
| 海洋工学センター 関連の講義 |
「深海探査技術の現状」 有人潜水船(しんかい6500)や無人探査機(AUV,ROV,Deep Tow)およびランダーなどによって行われている深海探査の現状と将来展望について解説する。 |
土屋 利雄 観測技術担当役 海洋技術開発部 |
| 固体地球概論 | 「冷却する地球の進化」 地球は誕生以来、内部に蓄えられた熱を外に逃がすことによって冷却してきた。地球内部を構成するマントルとコアで起こっている対流運動が、この地球冷却のメカニズムである。地球は、この冷却の過程で様々な大事件を引き起こし、内部の構造や状態も変化してきた。現在のプレートテクトニクスと総称される地震や火山噴火等の地球活動や地球が巨大な磁石になっていることも、地球の冷却にともなう対流運動がその原因となっている。このような冷却に伴う対流運動を原動力とする地球の進化と活動について概観する。 |
浜野 洋三 チームリーダー 地球内部ダイナミクス領域 |
| 第SE-1講 | 「海底熱水系を通じた地球システム進化の探求」 地球の冷却に伴う分化によって、現在は生命圏・人類圏も含め、固有の構成(元素組成、反応)を有するサブシステムが成立している。このような分化を、特に地表付近で担う仕組みとしては海底熱水系が重要で、その産物としての海底熱水鉱床も注目を浴びている。また、現在に連なる生命の起源では、海底熱水系との関連が示唆されている。海底熱水系の探索、調査手法を紹介しつつ、地球進化の表れである鉱床や生物といった存在の地球システム内への位置づけを試みる。 |
熊谷 英憲 技術研究主任 地球内部ダイナミクス領域 |
| 第SE-2講 | 「火山とマグマと地球の進化」 火山活動は、地球内部が現在でも高温であることを、最も端的に示す地学現象の一つである。同時に、上昇してくるマグマは、我々が直接見ることのできない地球内部や過去の地球の様々な情報をもたらしてくれる。主としてマグマの化学組成という言語で読み取れる、火山の成り立ちから地球の進化について概観する。 |
柵山 徹也 ポストドクトラル研究員 地球内部ダイナミクス領域 |
| 生物微生物概論 | 「海の生物圏を調べる(概論)」 観測技術は深海での日々の環境変化を明らかにし始めている。生物の分析は進化系統や生活史、さらに地質時代の生物圏の様子も見せてくれる。これらの知識は時間をたどりながら生物の世界を調べることを可能にしている。 |
山本 啓之 技術研究主幹 海洋・極限環境生物圏領域 |
| 第BM-3講 | 「遺伝子解析から見た真核生物の進化と多様性」 近年,多くの生物から大量の遺伝子情報が蓄積されるようになり,さらにその情報を用いる分子系統解析等の技術が飛躍的に発展してきている。その結果,真核生物の進化および多様性に対する考え方が大きく様変わりしてきている。本講義では,進化・多様性研究分野における遺伝子解析技術の基本的な作法,および真核生物進化研究の最新トピックについて紹介する。 |
瀧下 清貴 主任研究員 極限環境生物圏領域 |
| 第BM-4講 | 「安定同位体でしらべる生態系の構造」 生元素の安定同位体比は、地球環境や生態系における物質循環過程の研究に広く利用されている。ここでは主に有機炭素・窒素安定同位体比での研究例を紹介し、試料の前処理や同位体比分析装置の扱いなど、正しいデータを手にするまでに必要な各プロセスについても説明する。 |
小川 奈々子 技術研究主任 海洋・極限環境生物圏領域 |
| 大気海洋概論 | 「地球温暖化予測の科学」 地球の温暖化は、二酸化炭素は全球ほぼ一様に増えるにもかかわらず、地球全体が一様に変化するのではなく、特徴的な空間パターンを持つことが知られています。本講義では、何故そのような非一様性が生じるのか、その科学的根拠について紹介します。 |
野田 彰 プログラムディレクター 地球環境変動領域 |
| 第AO-5講 | 「地球シミュレータを用いた全球の雲シミュレーション
〜将来気候における雲・台風〜」 本講義では、現在開発中の全球雲解像モデルから得られた最新の将来予測結果に ついて紹介します。特に「雲は地球温暖化を加速するか減速するか?」「台風は 将来どうなるか?」という問題について考えていきます。 |
小玉 知央 特任研究員 IPCC貢献地球環境予測プロジェクト |
| 第AO-6講 | 「地球温暖化時の対流圏―成層圏における循環場と赤道準2年振動の変化」 熱帯成層圏(高度約17km〜50km)には、西風と東風が約2年周期で交代する不思議な現象(赤道準2年振動)が存在しています。本講演では、温暖化に伴って熱帯域の対流圏(地表〜高度約17q)と成層圏の大規模な大気の流れがどのように変わりうるか、気候モデルを用いた結果に基づいてお話します。 公開講座 |
河谷 芳雄 研究員 地球環境変動領域 |
| 公開講座1 生物微生物 |
「東日本大震災後の深海生態系-しんかい6500による調査結果-」 本講演では、東北地方太平洋沖地震は、陸上だけでなく深海底にも多大な影響を及ぼした。しんかい6500による潜航調査により明らかにされた、海底および生態系の擾乱と予想される原因について、潜航映像などを交えながら紹介する。 |
野牧 秀隆 研究員 海洋・極限環境生物圏領域 |
| 公開講座2 地震・津波災害 |
「再来する巨大地震ーそのメカニズムと対策ー」 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震で何が起こったのかについて解説する。今後巨大地震が起こるであろう南海トラフに関しては音波探査や深海掘削によって詳しい地下構造が明らかになっている。紀伊半島沖の南海トラフでのケーブルネットワークが完成し、今後の地震の予報に関して大きな役割を果たすであろう。 |
金田 義行 プロジェクトリーダー 地震津波・防災研究プロジェクト |
| 公開講座3 火山災害 |
「海底火山のマグマ活動と災害リスク」 日本列島はプレートの沈み込みに伴うマグマ活動によって多数の活火山が分布し、大規模な火山災害を経験してきた。しかし日本を取り囲む海にも多くの海底火山が存在し、その噴火に伴う災害リスクがあることはあまり知られていない。本講演では火山噴火に伴う災害を理解すると同時に海底火山の噴火プロセス解明に向けて現在進められている研究の最前線を紹介したい。 |
谷 健一郎 技術研究副主任 地球内部ダイナミクス領域 |
| 公開講座4 気象災害 |
「気象災害の予測とシミュレーション」 毎年繰り返される気象災害をもたらす気象現象、その生起のしかたや特徴に変化が生じているのではないかとの指摘もなされている。どうしてそのような変化が生じるのか、あるいは、そのような変化は予測可能なのか、についてシミュレーションの最前線を紹介する。 |
高橋 桂子 プログラムディレクター シミュレーション高度化研究開発 |
| 公開講座5 災害の歴史 |
「自然災害の歴史」 自然災害には大気、海洋、固体地球そして生物微生物に関係する物がある。これらの災害は実は因果関係があること、その周期には一定の順序があるのではないだろうか。過去に起こった地震津波による海底変動のビデオを見ながら解説する。 |
藤岡 換太郎 特任上席研究員 事業推進部 |