公開セミナー

演 題 世界最深部に生きるカイコウオオソコエビの食生活
講演者 小林 英城
海洋・極限環境生物圏領域 深海・地殻内生物圏研究プログラム 環境メタゲノム解析研究チーム 主任研究員 博士(工学))
日 時 2013年3月16日(土) 13:30〜15:00(開場13:00)
場 所 横浜研究所三好記念講堂(地図
入場料 無料 (事前申込みは不要です)

(要 旨)

日本の南方、約2,500kmには、世界最深部のマリアナ海溝チャレンジャー海淵があります。その深度は約10,900mで、非常に高い水圧がかかり、冷蔵庫の中と同じ温度の環境です。この過酷な環境でも生息している超深海生物達がいます。その中でも最も活発に活動していたのは、カイコウオオソコエビでした。彼らは何を食べて、超深海で活発に活動できるのでしょうか?研究の結果、海に流れていく流木など、植物の破片を食べていることが分かりました。そして、陸上や浅海の生物が消化できないセルロースから栄養素を取る全く新しい酵素を持っていたことも明らかとなりました。カイコウオオソコエビは超深海に適応するために独自の進化を遂げたと考えられます。

 

(お問い合わせ)

海洋研究開発機構 横浜研究所

TEL:045-778-3811 E-mail:pr@jamstec.go.jp