iogeochemical Cycle

海洋における物質循環研究

海洋は、大気中で増え続けている二酸化炭素を中心とした温室効果気体の吸収域として注目されています。その中でも特に北部北太平洋海域では低温・低塩分の中層水が形成されやすく、それが大気の二酸化炭素を効果的に吸収し、その貯蔵庫の役割を担っている可能性があると言われています。一方、低緯度海域においては数年周期で訪れる大気・海洋現象であるエルニーニョと海水中の栄養塩濃度や基礎生産量変動との関係の解明も重要な課題の一つです。
当研究グループでは、高緯度から低緯度海域の広範囲にわたり、以下の項目を中心に総合的な生物地球化学的研究を行います。(第5研究グループ)
(1)大気−海洋間の気体交換量の時空間変動の解明
(2)生物活動の物質循環に果たす役割の解明
(3)粒状及び溶存物質の生成・移動・変質過程の解明
(4)海底における物質の堆積・分解、溶出過程及び海洋環境の歴史的変遷の解明
(5)現場型の新しい分析機器の開発・運用


物質循環図
物質循環概念図



セジメントトラップ揚収風景

●海水中を沈降する粒子を捕集する観測機器。年間を通して時系列の沈降粒子試料の採取ができる。




エルニーニョ
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