海洋研究開発機構

2)地震波の記録


東京大学地震研究所海半球観測研究センターと共同で設置・運営している、インドネシア・スマトラ島北部の地震観測点パラパット(PSI;震央距離約350km:図1)で、スマトラ島沖地震(Mw 9.0)の広帯域*1地震波の速度記録*2が得られた(図2)。

Mw7程度の地震の速度記録に比べて、約300秒に渡って、大きな振幅の地震波が継続しており、今回の地震の大きさを物語っている。地震波初動の到達後の約1分間は、振幅が小さく、それ以降は振幅が大きくなっている。この特徴は、おそらく本震断層の破壊運動に対応している。すなわち、初めの1分間でやや小さな地震破壊(小さいと言っても、通常の巨大地震(Mw 8)クラス)、その後に大きな地震破壊が進行したものと考えられる。

*1 周期数10分の1秒から数100秒の周期帯までを指す
*2 地震による地面の揺れの速度


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