海洋研究開発機構では大陸棚画定に資する調査研究の一環として、平成16年度は次の調査・研究を実施しました。


海洋調査船等を用いた構造探査データの取得

海洋調査船「かいよう」による海底下深部構造探査(屈折法:OBS)
  2航海
・ 平成16年 7月 〜7月
・ 平成17年 2月 〜3月
深海調査研究船「かいれい」による海底下構造探査(反射法:MCS)
  3航海
・ 平成16年 8月〜9月
・ 10月〜10月
・ 12月〜12月


<測線図>


取得データの解析及び関係機関への解析協力

  現在、平成16年度に実施したエアガン1と海底地震計を用いた屈折法探査、マルチチャンネルストリーマー2を用いた反射法探査のデータ解析を進めています。
 エアガンと海底地震計の記録からは、地殻や上部マントルの音の伝わる速さを知ることができます。また、地殻の中で岩石の種類が変わるなど、密度差を生じさせるような境界面があれば、そこからの反射波をとらえて、その深度分布を知ることができます。
 反射法探査データからは、堆積層や地殻上部に発達する断層分布や褶曲、不整合などの様子を知ることができます。エアガンと海底地震計のデータに比べて、対象深度は浅いですが、精度の高いイメージを得ることができます。
 なお、海上保安庁等へ解析上の助言・協力も年間を通じて実施しています。

用語解説
エアガン1 :圧搾空気により擬似地震を発生する音源
マルチチャンネルストリーマー2 :船舶による曳航式の水中マイク