砂漠環境改善に関する試み

文部科学省(MEXT)は、「人・自然・地球共生プロジェクト」(RR2002)の課題5として、「広域水循環予測および
対策技術の高度化」というプロジェクトを開始した。このプロジェクトの目的は、砂漠環境を改善するための
マスタープランを作成することである。
このプロジェクトは、2002年8月から2007年3月まで継続する予定である。
主管契約機関である三菱重工業(MHI)は、地球フロンチア(FRSGC)、防災科研、京都大学、鳥取大学および
上智大学と、図-1に示すような学際的なプロジェクトティームを組織した。
このプロジェクトの基本的な考え方は、「海岸性砂漠(Coastal desert)」に大気・海洋・陸面間の持続的
(sustainable)な水循環過程を創造することである。
このプロジェクトの成果は、中東、アフリカ、インド、中国などの乾燥地域に応用展開することが期待される。

図.1 各タスクグループの連携