メランジュ
この辺りには四万十帯を代表するメランジュが分布します。1980年代に四万十帯が付加帯であるということが示されて以来、様々な分野で研究がされている場所のため、巡検としてよく訪れる場所でもあります。2003年にJAMSTECの坂口有人技術研究主任らが報告した興津断層は、高知県の天然記念物に指定されました。
興津メランジュが露出する海岸風景。
海岸に傾いた断層面に影響され直線的な地形をしています。
メランジュはフランス語で「混ぜる」という意味です。その言葉のとおり、この辺りはブロックが混ざりあって露出しており、海洋地殻の玄武岩や遠洋で堆積したチャート赤色頁岩などが砂岩、泥岩中に取り込まれている様子をを見る事ができます。
シュードタキライト
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地震すべりによる摩擦により岩石に含まれる鉱物が溶けて冷え固まったもので、シュードタキライトと呼ばれる地震の化石です。現在はシュードタキライトが変質し、部分的に粘土鉱物に変わっています。地震すべりの影響で面をなしていた砂層がひきちぎられ紡錘状(ぼうすいじょう)のブロックとなって産出しています。(黒色部は泥岩。白灰色部は砂岩。)








関連リンク:http://www.arito.jp/
JAMSTEC地球内部変動研究センターの坂口有人研究員のホームページで四万十帯について詳しく紹介されています。