研究プラットフォーム運用部門
Institute for Marine-Earth Exploration and Engineering (MarE3)

船や探査機を知りたい

船や探査機を知りたい

JAMSTECの船や探査機を詳しく紹介するよ!それぞれどんな特徴があるのかな?

船

探査機

船と探査機パンフレット(PDF)

それぞれの「船」の役割を見てみよう!

地球深部探査船「ちきゅう」

地球深部探査船「ちきゅう」

海底下を深く深く掘るために、世界ではじめてライザー掘削(くっさく)という技術をとり入れた船だよ。
世界最高の掘る能力があり、地震が起きるしくみや昔の地球の環境変化や、生き物の命の起源を調べているんだよ。

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地球深部探査船「ちきゅう」パンフレット(PDF)

水深 2,500 mの場合だと、海底下 7,000 mまで掘ることができるよ。

何回も使えるよ。でも、少しずついたんでしまうので交換は必要だよ。ドリルビットはいたむのが早くて、1回で使えなくなることもあるんだ。

同じ船内で過ごす乗組員や研究者たちとのコミュニケーションは大事!船上での食事がおいしいので食べ過ぎに注意しているよ!

海底広域研究船「かいめい」

海底広域研究船「かいめい」

海底の地質(土や岩石の性質、地層のなりたちなど)や海底資源を広い範囲で調べる最新の船だよ。海底からとったサンプルを船の実験室で新鮮なまま分析することができるよ。また、大気の変化や、海や海底の下で起こっている地震や津波のようすを観測をつづけ、防災・減災に役立てているんだよ。

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クジラなどが棲息する海域で音波を使った探査をするときに、周辺にクジラなどがいないかを監視するための部屋だよ。

深海潜水調査船支援母船「よこすか」

深海潜水調査船支援母船「よこすか」

有人潜水調査船「しんかい6500」を動かすことができるのはこの船だけ。「しんかい6500」が安全にもぐることができるように、船で海底の地形を調べて、船から指示を出せるよ。人が乗らない無人の「うらしま」や「じんべい」とは音波をつかって通信し、調査を行っているよ。

水中通話機を使うよ。これは水の中で使える電話で、音波で海中に声を届けるよ。相手に声が届くまでに何秒もかかるんだ。

「うらしま」や「じんべい」をのせることができるよ。

海洋地球研究船「みらい」

海洋地球研究船「みらい」

世界中の海を広く、長い間、観測や研究を行うことができる船。北極海や太平洋、インド洋などの亜熱帯・亜寒帯の海で活躍しているよ。また、海だけではなく大気や雲の様子を調べるための特殊な装置ものせて大気も調べているよ。

大きな船体を活かして、大型の観測機器や研究設備を搭載しているよ。

「ドップラーレーダ」といって、広い範囲の雨や雪の強さを測定する装置だよ。

学術研究船「白鳳丸」

学術研究船「白鳳丸」

世界の海を調べることができ、研究室が10室もある船。いろんな観測ができるように装置がそろっていて、海から大気まではば広く調査することができるよ。また、船内の研究室には何にでも使える部屋や特殊な装置のある部屋があり、調査の目的にあわせ使っているよ。

東京大学の船を表すマークだよ。今はJAMSTECが運航している船だけど、東京大学海洋研究所(現在の大気海洋研究所)が建造したから、このマークが入っているよ。

東北海洋生態系調査研究船「新青丸」

東北海洋生態系調査研究船「新青丸」

東北沖の海底地形や生き物の変化などを調べるために造られた船。全長は「みらい」の半分くらいだけれど、「ハイパードルフィン」などの探査機を支援したり、観測するための装置をのせ変えたりして、さまざまな目的にあわせて調査を行うことができるよ。

沿岸部の浅い海での高解像度な海底地形調査が得意だよ。JAMSTECの他の船が苦手な調査をカバーしているんだ。

深くまでもぐる「探査機」を見てみよう!

有人潜水調査船「しんかい6500」

東北海洋生態系調査研究船「しんかい6500」

深さ 6,500 m まで潜ることができる潜水船。耐圧殻(たいあつこく)と呼ばれる金属球の中に3人の人が乗りこみ、操縦したり調べたりするよ。耐圧殻には3つの窓がついていて、深海のようすを人の目で観察することができるよ。

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およそ27トン。同じの大きさの「はしご車」よりも重たいんだ。 そう聞くと「しんかい6500」は海に沈んでしまいそうだけど、水よりも軽い浮力材をたくさん装備しているので海では浮くようになっているんだよ。 浮力材は「しんかい6500」にとっての浮き輪なんだ。

そのままでは水より軽く浮いてしまうので、鉄のおもりを取り付けることで海に潜るよ。調査が終わると、このおもりを切り離して浮き上がるよ。

直径およそ2メートルで大人の人が手を広げたより少し大きいぐらいだよ。中には操縦に必要な機械がびっしり並んでいて、足を伸ばすのも大変なんだ。

深海巡航探査機「うらしま」

深海巡航探査機「うらしま」

長さおよそ10 mのとても大きな無人探査機。人は乗らずにコンピュータが操縦するよ。大きな機体を活かして、たくさんの装置をのせて深海を調べることができるよ。特に、音波を使った海底の地形や成り立ち(構造)の調査が得意だよ。

自律型無人探査機「じんべい」

自律型無人探査機「じんべい」

「うらしま」と同じようにコンピュータが操縦する無人探査機。大きさは「うらしま」の半分より小さく、大きな装置はのせられないけれど、小回りがきくので、すばやくすすむ方向を変えたり海底に近づいたり、小さな機体を活かして調査することができるよ。

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人は乗れないよ。その代わりにコンピュータが操縦するよ。 調査したいコースを設定すると自動的に動き回りデータを集めるよ。

1メートル毎秒より少し早いぐらいで、人が歩くぐらいの速さだよ。 広い海を少しずつ調査しているよ。

ガソリンではなく、大きな電池で動いているよ。 スマートフォンなどにも同じ種類の電池が使われているよ。

無人探査機「かいこう」

無人探査機「かいこう」

操縦しやすくて、とても力持ちな探査機。人は乗ることができないけれど、船にある操縦席から遠隔操作できるよ。ロボットハンドが強力で、水中で250kgの物を持ち上げることができるよ。

無人探査機「ハイパードルフィン」

無人探査機「ハイパードルフィン」

深さ4,500 mまで潜ることができる遠隔操作の無人探査機。複数のカメラがついていて、メインのカメラは前後上下左右に動くので、生き物を追いながら撮影できるよ。20年以上にわたり多くの深海生物をそのカメラに収めてきたよ。

無人探査機「KM-ROV」

無人探査機「KM-ROV」

「かいめい」を専用母船とする遠隔操作の無人探査機。「かいこう」などと同じように人が船から操縦するけれど、コンピュータが手伝うこともあるよ。一定の速さで進んだり、同じ方向を向いて維持するなど、簡単な操縦がコンピュータは得意だよ。

人は乗れないんだ。船の上から人が遠隔操縦するよ。 船の上から安全に、そしてみんなで集まって海底の様子を見ることができるよ。

船からケーブルを通して電力を受け取るので、電池を持ってないんだ。 このケーブルで船から操縦するための信号を探査機に送り、 反対に探査機からはセンサデータやカメラ映像を船に送ってるよ。

深海曳航調査システム「ディープ・トウ」

自力で移動する力を持たない探査機。船に引っ張られて移動しながら、カメラで海中を観察したり、音波で地形を調査したりするよ。つくりが簡単なので、骨組みの中にたくさんの調査機器をのせることができるよ。