
平成23年度の独立行政法人海洋研究開発機構(以下、「機構」という。)が運航する「よこすか」研究航海の実施にあたり、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う海洋環境への影響を勘案し、「よこすか」緊急航海における観測研究課題の募集を以下のとおり行います。
募集要領
- 募集目的
-
東北地方太平洋沖地震において最も大きな変動が起きたと考えられる宮城県牡鹿半島沖の日本海溝陸側急斜面から海溝軸付近において、「地震活動特異的な地殻内流体の形成との海底・海水中への放出」、「斜面崩壊と大規模地滑りによる大規模乱泥流の発生と海水中への拡散」、「陸域物質の海底・海水中への流入」、「海溝軸へのイベント堆積物の大量集積と化学合成生物群集の大量斃死」といった環境擾乱とその環境変動への生態系の応答を明らかにするために、「よこすか」を用いて、海底・海水懸濁物や化学組成・フラックス調査、海底・海水イベント由来微生物種の放出や微生物群集構造・機能の変化とモニタリング、海洋生態系の変化とモニタリングを行う。
これらの調査観測研究を通じて、地震によって引き起こされた海底下・海底・海中における化学フラックス変動を捉え、その海洋生態系への影響を明らかにするだけでなく、海洋生態系の環境応答による影響緩和に対する理解も大きく進むことが期待でき、その研究展開に貢献する研究提案を広く募りたい。
- 募集対象航海について
- 船舶:よこすか
- 航海番号:YK11-E04
主要課題:「東北地方太平洋沖地震が海底・近底層生態系に及ぼした環境影響調査」
- 航海番号:YK11-E06(予定)
- 主要課題:「東北地方太平洋沖地震が海底・近底層生態系に及ぼした環境影響調査」
- 航海日程:7月11日 横須賀JAMSTEC(予定) 〜 8月19日 横須賀JAMSTEC(予定)
(日程、寄港地に調整等がありますことご了承ください。)
- 観測内容:6000mYKDTや4500mYKDTを利用したカメラ、地球物理的機器による水柱〜近底層〜海底〜海底下における環境変動や擾乱及び生態系の調査、しんかい6500を用いた水柱〜近底層〜海底〜海底下における環境変動や擾乱及び生態系の調査、係留システムやピストンコアラーを用いた水柱〜近底層〜海底〜海底下における環境変動や擾乱及び生態系の調査
※この航海は今回対象ではありません。別途募集いたしますのでお待ち下さい。
- 募集要件
- 以下のいずれかに該当する課題
- 乗船して水柱〜近底層〜海底〜海底下における環境変動や擾乱及び生態系の調査を行う研究
- 非乗船での水柱〜近底層〜海底〜海底下における環境変動や擾乱及び生態系の調査のための試料採取、計測を行う研究
- 非乗船での水柱〜近底層〜海底〜海底下における環境変動や擾乱及び生態系の調査のためのデータ利用・解析研究
- 募集期間
- 平成23年5月25日(水)〜27日(金)
- 応募資格
- 日本国内の大学、研究機関等において、教育・研究業務または技術的な業務を任務とする職に就いている方
- 応募方法
- 募集期間内に「課題提案書」をダウンロードし、必要事項を記入の上、E-mailにてご提出ください。
- 【ダウンロード】
- 課題提案書(Excel)
- 【提出先・問い合わせ先 】
- 海洋工学センター運航管理部 計画グループ
-
- E-mail:riyo-kobo@jamstec.go.jp
- Tel: 046-867-9865
- 課題の選定について
- 機構に設置した課題調整を行う委員会において審議いたします。
- その他注意事項
- 本航海のデータ・サンプルについては機構の「データ・サンプル取扱規程類」に従います。
- 応募課題の取扱いは、平成23年度研究船利用公募課題に準じます。詳しくはこちらをご覧ください。