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海洋掘削科学研究開発センター

まんとるプロジェクト

まんとるプロジェクト

「まんとるプロジェクト」のミッション
~人類未到のマントルを掘る~

私たちの暮らす地球の体積の約8割を占めるといわれるマントル。これだけの部分を占めるだけに、地球を理解するうえで欠かせない対象であり、様々な研究がなされてきています。しかし、マントルそのものを直接手にした人は誰一人いません。この人類未到のマントルに挑むのが「まんとるプロジェクト」です。「ちきゅう」によるマントル物質の直接採取を目標に、関連する様々な調査や研究を行っています。

計画の実現に向けた調査・研究

オマーン陸上掘削
地表に姿を現したかつてのマントル

●前弧マントル掘削
マントル掘削への近道!?

南西インド洋海嶺 アトランティス海台
~モホ面に最も近い場所を掘る!「マントル掘削」へ続くマイルストーン~

<関連プロジェクト>

アウターライズ掘削
プレ・マントル掘削

マントル掘削

モホール計画から21世紀モホール計画へ

マントルまで掘削する「モホール計画」は、アポロ計画と並ぶアメリカの二大科学事業として、1950年代後半に開始されました。月面への着陸は1969年に成し遂げられましたが、マントルまでの掘削は、技術的な問題や資金難で到達できませんでした。その後、日本が主導して国際プロジェクト「21世紀モホール計画」を開始しました。

掘削候補地点

掘削場所の候補地は3か所に絞り込まれ、ハワイ沖、メキシコ沖、コスタリカ沖が挙がっています。2020年代前半にマントル掘削を実現するために、音波を使って候補地の地下構造を調べる予定です。


マントル掘削候補地点  A:コスタリカ沖  B:メキシコ沖  C:ハワイ沖

技術的課題

マントル到達には、3つの大きな壁が立ちはだかります。それは、「深い水深」「硬い岩石」「熱」です。掘削には、海中に長い管を下し、その中にドリルを通します。候補地の水深は約4000メートルありますが、現在の鉄製の管は重すぎて海底まで延ばせません。海底下の岩石は非常に硬く、ドリルの刃がすぐに摩耗するので頻繁に交換が必要です。交換のためには4,5日もかかるので、マントル到達のためには1年以上の時間がかかってしまいます。ドリルが到達するマントル最上部は、200度以上の高温になると予想されるので、この温度に耐えられるドリル部品を開発することが不可欠です。候補地点の調査を進めると同時に、これらの技術的問題を解決することを目指しています。

リンク

日本のコミュニティ向けの情報(静岡大学のページ)

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