全球海洋化学・物理研究グループ

海洋観測

海洋地球研究船「みらい」などの観測船を利用して、大陸間縦横断観測(リピートハイドログラフィー)でCTD観測や化学トレーサ項目(溶存酸素、栄養塩、炭酸系項目、フロン類、炭素同位体、セシウムほか)等の高精度観測を行い、得られたデータや公開データベース、衛星データ、4次元同化データ等を利用して、海盆スケールでの二酸化炭素蓄積量、貯熱量等の算出や海洋酸性化や淡水化等の10年スケールでの海洋環境変動の把握を行う。取得した観測データは品質管理の後に公表する。また、化学分析手法や乱流などの物理パラメーラ測定手法の開発及び高精度観測を維持するための研究開発も実施する。

達成目標

地球温暖化や進行中の海洋酸性化と生態系への影響、熱・物質分布の変化などの地球環境変動を正確に把握し、気候変動への適応策・緩和策策定に資するため、海盆スケールでの化学トレーサを利用した水塊変動、アルカリ度/pH、炭酸カルシウム飽和度(Ω)、栄養塩インベントリー等の数十年程度の変化を提示する。

期待される成果

平成26年度

・亜寒帯域での海洋酸性化の進行(pHやΩ)や貯熱量(底層昇温)の変動などの検出

実施概要

1.海洋観測

WHP-P1観測の実施

2.化学トレーサ・物理測定研究

・炭素同位体及び放射性セシウムの前処理・分析委託
・化学トレーサ・物理項目測定の高精度化

3.海洋環境変動研究

・リピートハイドログラフィーで得られた高精度観測値や公開データベース、衛星データ、4次元同化データ等を利用して、海盆スケールでの二酸化炭素蓄積量、貯熱量等の算出や海洋酸性化や淡水化等の10年スケールでの海洋環境変動の解析を行う。