浮遊性有孔虫データベース

浮遊性有孔虫とは What are Planktic Foraminifers?

生きている浮遊性有孔虫 Living planktic foraminiferas images

浮遊性有孔虫とは、海洋の表層に生息する単細胞の原生動物プランクトンです。サイズは約0.1~1ミリ程度でとても小さいです。世界で約40種類が知られています。


分類インデックス Classification Index

肉質虫亜門 Subphylum SARCODINA

根足虫綱 Class RHIZOPODEA

有孔虫目 Order FORAMINIFERIDA

グロビゲリナ上科 Superfamily GLOBIGERINACEA

グロビゲリナ科 Family GLOBIGERINIDAE

グロビゲリナ属 Globigerina d'Orbigny, 1826

グロビゲリナ属 Globigerina d'Orbigny, 1826

殻はトロコイド状旋回で、チャンバーは球形。主口孔は臍側面に配置する。
殻表面には無数の孔がみられる。補口孔(セカンダリアパーチャ)はみられない。
スパイン(棘状突起)をもち、その断面は円柱状である。


グロビゲリノイデス属 Globigerinoides Cushman, 1927

グロビゲリノイデス属 Globigerinoides Cushman, 1927

殻はトロコイド状旋回で、チャンバーの形状は球形~卵型。主口孔は臍側面に配置する。
補口孔(セカンダリアパーチャ)をもつ。スパイン(棘状突起)を形成し、その断面は円柱状。

グロビゲリネラ属 Globigerinella Cushman, 1927

グロビゲリネラ属 Globigerinella Cushman, 1927

殻はトロコイド状旋回を示すが、成長に従い平面旋回となる。チャンバーは球形ないしは卵形。
スパイン(棘状突起)を形成し、その断面は円柱~三放射状の形態をとる。 殻表面に無数の孔が存在する。

ベーエラ属 Beella Banner and Blow, 1879

ベーエラ属 Beella Banner and Blow, 1879

殻は中型~大型で、殻厚は薄い。成長初期にはトロコイド状旋回を示すが、成長に伴い、回旋軸ねじれ旋回(streptospire)となる。最終旋回では4チャンバーとなる。成長の最終段階で、チャンバーの形態が指(digit)のように長く伸長することが最大の特徴でこれが種小名の由来となっている。

オーブリナ属 Orbulina d'Orbigny, 1839

オーブリナ属 Orbulina d'Orbigny, 1839

殻はトロコイド状旋回を示すが、成長の最終段階で球形のチャンバーで殻全体を覆う。
球形のチャンバーを作る前の段階ではグロビゲリノイデスに似る。殻表面には無数の孔がみられる。
スパイン(棘状突起)をもち、その断面は円柱状を示す。

スフェロイディネラ属 Sphaeroidinella Cushman, 1927 NEW

殻は大きく、成長につれ球状のチェンバーは急速に拡大する。最終旋回のチェンバーの数は3室で、チェンバー同士は離れておりその境界は深くくびれる。成体は殻表面が厚い二次包肥殻(cortex)に覆われ、チェンバー境界部分には鋸歯状のフランジ(縁取り)がつくられる。幼体の巻きはグロビゲリノイデスに似る。

グロボロタリア科 Family GLOBOROTALIIDAE

グロボロタリア属 Globorotalia Cushman. 1927

グロボロタリア属 Globorotalia Cushman. 1927

殻はトロコイド状旋回。チャンバーは角状、扇形、角状円錐形。
チャンバーの外周縁にキール(石灰質の縁取)をもつ。殻表面は平滑なものから棘状の突起物をもつものまで存在する。殻表面には無数の孔がある。スパイン(棘状突起)はもたない。


ネオグロボコードリナ属 Neogloboquadrina Bandy, Frerichs and Vincent, 1967

ネオグロボロコードリナ属 Neogloboquadrina Bandy, Frerichs and Vincent, 1967

殻はトロコイド状旋回で、チャンバーは卵形~亜球形。殻表面はハニカム(蜂巣)状の壁孔がみられ、荒い。スパイン(棘状突起)はもたない。主口孔は臍側面に深く開き、しばしば"歯"状の板をつける。

グロボコードリナ属 Globoquadrina Finlay, 1947

殻はトロコイド状旋回で,大型になる。スパイン(棘状突起)はなく,チャンバー(殻室)の形態は球状ないしは平坦な亜球形。主口孔は臍部に位置し大きく開口し,しばしば臍側歯(umbilical teeth, 口孔の内側を縁取る歯状の板) が付属する。殻の最終螺旋は3〜4室。太平洋ーインド洋の赤道に近い熱帯〜亜熱帯に生息する。

キャンデイナ科 Family CANDEINIDAE

キャンデイナ属 Candeina d’Orbigny, 1839

殻はトロコイド状旋回で,滑らかな光沢をもつ。チャンバー(殻室)の形態はドーム状。電子顕微鏡下では,表面には極微小な孔が観察される。口孔が各チャンバーの縫合線沿いに複数形成され,成体では主口孔は覆い隠されて見えない。殻の最終螺旋は3室。赤道に近い熱帯〜亜熱帯に生息する。

グロビゲリニタ属 Globigerinita Brönnimann, 1951

グロビゲリニタ属 Globigerinita Brönnimann,  1951

殻は小型〜中型。チェンバーは球形〜亜球形。低いトロコイド状旋回で成長する。成体はチェンバー同士の境界(スーチャー)部に蓋板(bullae)を付ける。表面は滑らかであり、小さな突起(pits)の分布がみられる。スパインはもたない。

ハスティゲリナ科 Family HASTIGERINIDAE

ハスティゲリナ属 Hastigerina Thompson, 1876

ハスティゲリナ属 Hastigerina Thompson, 1876

殻はトロコイド状旋回で、成長するに従い平面旋回となる。チャンバーは卵形。主口孔(aperture)は殻側面からみて、臍側面と旋回面側に対称に配列する。殻表面は平滑であるが、微小な孔がみられる。スパイン(棘状突起)の断面は矢羽根状の形態を示す。


プレニアティナ科 Family PULLENIATINIDAE

プレニアティナ属 Pulleniatina Cushman, 1927

プレニアティナ属 Pulleniatina Cushman, 1927

殻は最初トロコイド状旋回で、成長すると旋回軸が捩れる捩れ旋回となる。チャンバーは球形~卵形。スパイン(棘状突起)は持たない。成長初期は小突起と孔によって荒い殻表面であるが、最終成長段階の殻は光学顕微鏡下では平滑で陶器質のような光沢を持つ。主口孔は成長初期は臍側部に開くが、後期は外周縁部に開く。


ヘテロヘリックス上科 Superfamily HETEROHELICACEA

グエンベリトリア科 Family GUEMBELITRIIDAE

ガリッテリア属 Gallitellia Loeblich and Tappan, 1986

ガリッテリア属 Gallitellia Loeblich and Tappan, 1986

殻は小さく、チェンバーは丸い。チェンバーの配列は三列状旋回(トリセリアル)である。殻は薄く透明で、表面はスムースで光沢がある。スパインを持たない。口孔はシンプルな孔である。

キログエンベリナ科 Family CHILOGUEMBELINIDAE

ストレプトキルス属 Streptochilus Brönnimann and Resig, 1971

ストレプトキルス属 Streptochilus Brönnimann and Resig, 1971

殻は小さく、縦長である。チェンバーは丸ないし卵形で、配列は二列状旋回(バイセリアル)でしばしば捩じれる。口孔には襟状の縁取りがある。この襟状の縁取りの口孔側の端は、口孔の内側に入り込み、以前に作られたチェンバーの口孔と接続している。口孔の内側にはプレート状の歯板をもたない。