最終更新日 2012年7月27日

これまでに乗船した船や航海をいくつか簡単に紹介します。
船の紹介のところに書いてある作業内容は、私が主に行う作業のことで、研究者によってはまったく違う作業も行います。

白鳳丸

JAMSTECの学術研究船です。
これまでに2回乗船しました。
多様な用途に用いられる研究室が計10室あり、特に泥を扱う研究室が広く、作業がしやすいです。
マルチプルコアラーやピストンコアラーなどによる採泥、ビームトロールなどでの生物採取などを行いました。

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KH02-04 cruise (白鳳丸)

乗船2002年11月7日(晴海)/セブ島寄港/下船2002年12月18日(晴海) -->航海写真集へ
スルー海および周辺海域において表層堆積物を採取しました。
出港前日まではなつしまに乗船しており、白鳳での回航中にサンプル処理ができるようにと、なつしまで採ったサンプルの一部を持って乗船しました。
もちろん、そんなことはまったくできませんでしたが…。

関連業績: Szarek et al. 2007Shimanaga et al. 2007

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マルチプルコアラーによる採泥風景。

KH06-04 cruise (白鳳丸)

乗船2007年1月27日(ピレウス・ギリシャ)/下船2007年2月5日(ピレウス・ギリシャ) -->航海写真集へ
東地中海の水深約3000mに位置する高塩無酸素海盆(DHAB)において表層堆積物を採取しました。
ミニマルチプルコアラーを用いて採泥を行いましたが、底質が非常に柔らかく、大変苦労しました。

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ミニマルチプルコアラーによる採泥風景。DHAB中心部で何度目かのトライの後、やっと成功。



淡青丸

JAMSTECの学術研究船です。
これまでに16回乗船しました。
小回りが利くため、相模湾のような近場の観測で活躍します。
マルチプルコアラーやボックスコアラーによる採泥のほか、採水、プランクトン採取、ベントス(底生生物)採取などを行います。

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KT03-17 cruise (淡青丸)

乗船2003年11月14日(台場)/下船2003年11月19日(台場) -->航海写真集へ
相模湾中央部の水深1430mの地点から表層堆積物を採取しました。
ビームトロールを用いて大型底生生物を採取する研究者も乗船し、非常に賑やかなサンプルが採れました。

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ビームトロールで採れたたくさんの深海魚。

KT04-04 cruise (淡青丸)

乗船2004年4月16日(横須賀)/下船2004年4月20日(横須賀) -->航海写真集へ
相模湾中央部の水深1430mの地点から表層堆積物を採取しました。
そこから拾い出した底生有孔虫、多細胞生物について同位体比などの測定を行い、食物網構造を明らかにしました。(関連航海、KT05-18)

関連業績: Nomaki et al. 2008Shimanaga et al. 2008Shimanaga et al. 2009Nomaki et al. 2010

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底生有孔虫の顕微鏡写真。1個体の大きさがだいたい0.5mmくらい。

KT11-25 cruise (淡青丸)

乗船2011年10月10日(鹿児島)/下船2011年10月15日(清水) -->航海写真集へ
遠州灘のさまざまな水深で採泥し、殻の材質の違う有孔虫の分布と殻の組成を調査しました。

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鹿児島新港に入港してきた淡青丸。おじさんに釣られているように見えなくもない。


なつしま

JAMSTECの海洋調査船です。
これまでに16回乗船しました。
昔はしんかい2000の母船だったのですが、2003年からハイパードルフィンの母船となりました。
深海底での現場実験などを行います。

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NT01-11 cruise (なつしま)

乗船2001年11月22日(清水)/下船2001年11月30日(横須賀)
初めて現場培養装置を用いた現場培養実験を行った航海です。
相模湾中央部における底生有孔虫による有機物摂取量を定量化しました。(関連航海、NT02-05, NT02-06)

関連業績: Nomaki et al. 2005bNomaki et al. 2006

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今は引退してしまったしんかい2000。

NT03-10 cruise (なつしま)

乗船2003年9月24日(横須賀)/下船2003年10月2日(横須賀)
この航海から、なつしまでの作業はしんかい2000ではなくハイパードルフィンを用いて行うようになりました。
沈降有機物の質的な分解過程を、堆積物中、底生有孔虫細胞内で明らかにしました。


関連業績: Nomaki et al. 2009Gooday et al. 2008

NT06-04 cruise (なつしま)

乗船2006年3月11日(横須賀)/下船2006年3月18日(横須賀)
ハイパードルフィンに対応した新しい現場培養装置を使い、溶存態有機物、粒子状有機物の消費過程を明らかにしました。(関連航海、NT06-05, NT06-22)


関連業績: Nomaki et al. 2011Takano et al. 2010Glud et al. 2009

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スラープガンと現場培養装置を搭載したハイパードルフィン。

NT08-02 cruise (なつしま)

乗船2008年1月17日(横須賀)/下船2008年1月24日(横須賀)
確か初めての首席航海です。毎日ベッドメイクがされていることに驚きました。

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3代目の現場培養装置。現在は4代目。

NT09-16 cruise (なつしま)

乗船2009年9月14日(直江津)/下船2009年9月25日(博多) -->航海写真集へ
日本海、隠岐堆での調査潜航、現場実験などを行いました。
海底に落ちているエチゼンクラゲが印象的でした。

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潜航直前に吊りあげられたハイパードルフィン。



よこすか

JAMSTECの深海潜水調査船支援母船で、しんかい6500の母船です。
これまでに5回乗船しました。
しんかい6500を用いた海底での現場観察、実験などを行います。

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YK06-11 cruise (よこすか)

乗船2006年8月14日(横須賀)/下船2006年8月25日(パラオ) -->航海写真集へ
パラオ海溝の巨大石灰岩帯とそこに生息する生物を調査しました。
パラオ入港にも関わらず、入港したその日の深夜の飛行機で帰るという社会人ならではの厳しさを体験しました。

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巨大石灰岩帯の上の堆積物。5cmほどの赤色粘土層の下に石灰質の堆積物がたまっている。

YK08-11 cruise (よこすか)

乗船2008年9月27日(ゴア・インド)/ゴア寄港/下船2008年11月10日(ゴア・インド) -->航海写真集へ
インド洋の酸素極小層における生物地球化学サイクルを調査しました。
初めてしんかい6500に乗船し、感激しました。

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潜航を開始したしんかい6500。

YK11-06 cruise (よこすか)

乗船2011年8月29日(横須賀)/下船2011年9月12日(晴海) -->航海写真集へ
鳥島の東方沖、水深5370mの深海平原を調査しました。
普通の深海底をきちんと調べることも大事なのです。

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調査機器を搭載し、着水寸前のしんかい6500。



かいよう

JAMSTECの海洋調査船で、JAMSTEC唯一の双胴船です。
これまでに1回乗船しました。
普段は地質調査などが主な仕事ですが、2010年末から2011年にかけてハイパードルフィンの支援母船として活躍しました。

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KY11-01 cruise (かいよう)

乗船2011年1月17日(横須賀)/下船2011年1月22日(横須賀) -->航海写真集へ
相模湾に生息する生物群集の生態を調査するため、ハイパードルフィンで潜航調査を行いました。
私は、中央部の「普通の」海底がメインターゲットでしたが、
初島沖の冷湧水に生息する化学合成生物群集の調査を行う研究者も多数乗船しました。

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潜航を開始するハイパードルフィン。背後に見えるのは伊豆半島、目を凝らすと大室山が。



かいれい

JAMSTECの深海調査研究船で、主に地殻構造探査や、無人探査機かいこうの母船として使われています。
これまでに1回乗船しました。

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KR11-11 cruise (かいれい)

乗船2011年12月8日(横須賀)/下船2011年12月16日(横須賀)
小笠原海溝に生息する微生物とその物質循環の調査を行いました。
採泥、採水に加え、超深海での現場培養を行うために新たな現場培養装置を製作し、
水深9786mのその場で生物活動を測定することを試みました。

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現場培養装置をとりつけたカメラシステムの投入風景。無事に帰っておいで。



みらい

JAMSTECの海洋地球研究船で、主に大気や水柱の環境変化を研究するために用いられています。
これまでに1回乗船しました。

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MR12-E02 cruise (みらい)

乗船2012年3月22日(八戸)/下船2012年3月30日(横浜)
東北地方太平洋沖地震後の海底環境と深海生態系の回復過程を明らかにするための 「東北マリンサイエンス拠点形成事業」プロジェクトに、「みらい」で参加しました。

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今回活躍したのはマルチプルコアラーとCTD。海水と表層堆積物の採取をメッシュ状に行いました。



ちきゅう

JAMSTECの地球深部探査船です。
これまでに1回乗船しました。
非常に大きく、居住環境が快適な船です。
海底から長さ数百メートル以上の堆積物試料を掘削します。

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CK09-03 cruise /Exp. 904 (ちきゅう)

乗船2009年11月4日(館山)/下船2009年11月18日(館山) -->航海写真集へ
自分にとって初めての掘削航海でした。
夜、煌々と照らされたデリックに吊るされたパイプが風にあおられゴゴゴゴと唸りを上げているのが圧巻でした。
海況が悪い時には普通に船酔いして、ちきゅうでは酔わないというのはデマだったと悟りました。
掘削の目的は、訓練航海で得られる堆積物コア試料で、房総沖の古環境復元を行うことです。

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海底下から採取された堆積物コア。



青鷹丸


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東京海洋大学の練習船です。
これまでに7回?乗船しました。
青鷹丸はほぼ毎晩港に着岸するため、乗船者は温泉や銭湯で汗を流したり、必要なものを購入したり、外食したりすることができます。
夕方になれば入港するという心の支えがあると、乗船や船酔い時の心理的負担がかなり軽くなる気がします。
ミニマルチプルコアラーによる採泥を主に行っています。

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つくば


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筑波大学下田臨海実験センターの研究調査船です。
これまでに11回くらい?乗船しました。
上記の研究船と比べれば非常に小型で、航行時はたっぷりしぶきを浴びることがあります。
ソリネットを用いた採泥、バンドン採水器による採水などを主に行います。

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臨海丸

東京大学三崎臨海実験所の採集調査船です。
これまでに3回ほど乗船しました。
つくばと同じくらいの大きさの船ですが、相模湾中央部まで行き、ミニマルチプルコアラーなどによる採泥等も行いました。

関連業績: Nomaki et al. 2005a

トリトン

千葉大学小湊実験場の実習船です。
静岡大学在学中の、2000年から2001年ころに5回ほど乗船しました。
沿岸用の船で、主に小湊湾内で調査を行っていました。
エクマンバージやフレーガーコアラーによる採泥を行いました。