3D wave activity flux & Stokes drift計算ツールの紹介

ここでは、Kinoshita and Sato (2013a,b)での時間平均及び、Sato et al. (2013)で使用した拡張Hilbert変換を用いた3次元波活動度fluxとStokes driftを計算するツールを提供致します。まだ試験運用中のため、問題等ありましたら連絡いただけると幸いです。以下にツールの詳細を説明します。なお、本ツールは科研費 (基盤A:25247075 代表:佐藤薫) による東京大学、情報通信研究機構、海洋研究開発機構での研究活動により作成したものです。利用したい方は、t-kinoshita (at) jamstec.go.jp まで連絡ください。よろしくお願いします。

計算ツールの詳細

計算ツールは、fortran90のサブルーチンとして提供しています。
(1). makeflux(a,b,c,ni,nj,nlev,nt)
2つの擾乱(a,b)から時間平均したフラックス(c)を作成するサブルーチンです。
(2). makeS(u2,v2,uGy,vGx,S)
波と平均流相互作用を記述する3次元波活動度fluxを計算する際に必要な項を計算するサブルーチンです。
(3). makeSm(u2,v2,T2,mT,pres,Sm)
波の伝播を記述する3次元波活動度fluxを計算する際に必要な項を計算するサブルーチンです。 (4). make3Dflux(u2,uv,uw,uT,vT,S,mu,mT,ylat,f,pres,di,dj,F1,F2,F3,DF)
波と平均流相互作用を記述する東西方向の運動方程式に含まれる3次元波活動度fluxとその収束発散を計算するサブルーチンです。
(5). make3DfluxW(u2,uv,uw,vT,Sm,mT,f,pres,F1,F2,F3)
波の伝播を記述する3次元波活動度fluxを計算するサブルーチンです。
(6). makeStokesD(uT,vT,S,mT,ylat,f,pres,di,dj,Us,Vs,Ws)
3次元残差流に含まれるStokes driftを計算するサブルーチンです。
(7). makeUBflow(u2,uv,uw,v2,vw,mu,ylat,f,pres,di,dj,Ua,Va,Wa)
擾乱が作る3次元残差流(平均流の代わりに非バランス流を用いたもの)に含まれる非バランス流を計算するサブルーチンです。
   

その他

上記のサブルーチンの他に、拡張Hilbert変換を用いてfluxを計算するサブルーチン、南北方向の運動方程式に含まれる3次元波活動度fluxを計算するサブルーチンや、実際に再解析データを用いて3次元波活動度fluxや残差流を計算し、描画するサンプルプログラム(描画では、地球流体電脳ライブラリ:DCLを使用しています。)を用意しています。