

産業革命以降に観測されている地球全体の気温上昇トレンド、「地球温暖化」は、北極周辺で特に顕著となっていることが知られています。2012年には、北極海の夏季終わりの海氷面積が最小となったことや、グリーンランドの氷床が頂上付近まで融けるようになったことも報告されています。このような雪や氷の状態の変化は、海洋環境、陸域植生や大気循環の変化をも引き起こします。近年の研究からは、さらにそれらの影響が世界の気候に及ぶこともわかってきました。今回の地球環境シリーズでは、地球温暖化に伴う北極周辺での環境変化と、日本付近への影響について解説します。