2011年、夏の終わりの北極海クルーズ
- 記事更新日:
- 2011年9月20日
2011.09.18
日本では暑かった夏も終わり、秋の訪れが待ち遠しい頃ではないでしょうか。北極では間もなく訪れる厳しい冬を前に、まさに今、海氷が一年のうちで最も後退する時期を迎えています。米国の研究機関 (National Snow and Ice Data Center)によると、今年は9月9日に海氷面積が最小となり、その面積は観測史上 2番目に小さい記録となったようです。北極海で観測を行う我々にとって、この時期は最も行動範囲が広がる時期でもあります。
今回、我々はカナダ沿岸警備隊所属の砕氷船ローリエ号(上写真)の 北極海クルーズに参加し、海洋観測や係留系観測を行います。砕氷船なので氷海域の航行も可能ですが、海洋観測や係留系の設置・回収にとっては海氷は障害物 でしかありません。ですから、観測作業のことを考えるとなるべくなら海氷を見たくありません。とはいえ、海氷は美しい北極海の風景を作っている主役でもあ ります。この北極海クルーズ中に、観測報告とともに、美しい北極海の風景に出会えたら、それもまた報告したいと思います。
2011年9月18日、我々は日本を発ち、カナダ沿岸警備隊の基地のあるビクトリアに到着しました。ここから空路でローリエの浮かぶ北極海に向かいます。
西野

日本より参加のカナダ砕氷船ローリエ号観測隊。ビクトリア空港にて撮影。左より、小野寺(JAMSTEC)、池上(九州大学)、西野(JAMSTEC)、宇野(マリンワークジャパン)















