JAMSTEC北極航海ブログ

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Laurier号、観測ミッションのスタート

記事更新日:
2011年9月28日
2011.09.26
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海中に1年間係留していたカナダ海洋科学研究所(IOS)の観測測器 (係留系)が無事回収されました (上写真)。本航海の調査主任 Melling博士(IOS)の係留系です。この係留系の回収が本航海で初めての観測ミッションとなります。幸先の良いスタートです。この係留系は水温・塩分・クロロフィル濃度 (植物プランクトン濃度の指標)を計測するセンサーを取り付けてあり、1年を通した海洋環境の変化を観測します。早速、データをみた Melling博士は「強い風が吹いたとき、海底谷の深い場所から低温・高塩分の水が湧き上がってくるようだ。」と教えてくれました (下写真)。一般に、海の深い場所の水は植物プランクトンの成長に必要な栄養分をたっぷり含んでいます。今回の観測では、このような水が海洋表層 (有光層)に上がってくることにより植物プランクトンが増加している様子も捉えていました。
西野

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係留系の観測結果を熱く語るMelling博士

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